仮面婚約のたしなみ 騎士と淑女のかけもち生活!? (角川ビーンズ文庫) の感想

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参照データ

タイトル仮面婚約のたしなみ 騎士と淑女のかけもち生活!? (角川ビーンズ文庫)
発売日2015-01-31
製作者麻木 琴加
販売元KADOKAWA/角川書店
JANコード9784041027271
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » ライトノベル

購入者の感想

お家の事情で男として育ち近衛騎士団にいるヒロインと、隠されていた落とし胤で突然国王になったヒーローのお話。
女らしさほぼ無しで天然タラシ状態のヒロインが『女装』して、近衛騎士団の解散を宣言した国王の婚約者候補として夕方から傍に張り付いていくなかで(護衛目的で)、押しが強いだけではなく民を思いやる心がある国王のことを知っていき、『少年のように爽やかな笑み』を向けられるようになってドキドキするけど、まだお互い気持ちがかみ合わず、というところが王道っぽいな、と思いました。
昼は『本来』の騎士としての仕事をし、夕方からは婚約者候補の姫としてバタバタしているのも面白いですし、夜会でもその2つの『顔』を入れ替えてバタバタしているのも面白かったです。
国王に、一緒に『騎士としてのヒロイン』に会おうと言われて焦り、うやむやになるかと思いきやラストでまたぶり返し…、と、ヒロインも翻弄されているようですが、実際に翻弄されているのは国王のほうなわけで、ちょっとかわいそうかも。いずれヒロインの素性はばれてしまうわけで、そこでまた一悶着あってさらにラブ、となるんだろうなと予想できてしまう王道っぷりなので、手に汗握ってハラハラ読む本ではないですが、安心してニヤニヤ主人公カップルを眺められる本だと思います。

ヒーローの名前については残念かも。
あとがきで『黒っぽいイメージのあるヴァイスにしました』とありましたが、もしドイツ語ならば、黒はシュヴァルツで、ヴァイスは白ではないでしょうか。あくまで作者のイメージだ、ということなんでしょうけど、昔からよく漫画やアニメなどで目にする名前なのに、と驚きました。
もしかしたら、貴族に痛い改革を無理に進める剛腕国王は黒っぽいけど、実際は民のことを思いやる人で爽やかな笑みも浮かべる白っぽい人、という深い意味なのでしょうか。あとがきのせいでいろいろ考えてしまいます。

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