これでわかったビットコイン: 生きのこる通貨の条件 の感想
参照データ
タイトル | これでわかったビットコイン: 生きのこる通貨の条件 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 斉藤 賢爾 |
販売元 | 太郎次郎社エディタス |
JANコード | 9784811807720 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » 投資・金融・会社経営 » 一般・投資読み物 |
購入者の感想
2時間もあれば読めます。理屈だけでなく、システムまで理解できます。いいと思います。
インターネットが社会に与えるインパクトを村井純氏とともに慶応大学で研究し、今のお金が経済、社会に与える問題点を克服する新しいお金の形を模索し、『不思議の国のNEO 未来を変えたお金の話』を記した著者、斉藤さんが、ビットコインをどう評価するのか、とても興味を持った。
結論から言えば、斉藤さんは、発行量を2100万ビットコインという数に制限ししていることが通貨の希少性を人工的に作り出すことで今以上に格差が広がる、グローバル通貨となることでいま以上に競争が激しくなることなどを理由にビットコインが、未来をよくする新しいお金にではないのではないかという疑問を提起している。
と同時に、実際にビットコインを使ってみようという人にとっては、わかりやすく親切な実用的入門書にもなっているし、ハッシュ関数、公開暗号技術、ブロックチェーン、プルーフオブワークなどビットコインの技術的な原理についてもわかりやすい説明がされており、ビットコインを短時間で理解できる。
さらにお金とは何か、そもそも円やドルなども含めてすべてのお金が仮想通貨であることなど、普段、あまりに当たり前すぎて意識していない、しかし社会的には私たちにもっとも影響力を持っているお金について意識的になることを教えてくれる気づきの本でもある。
お金を相対化し、、お金を自由にデザインする可能性にまで目を開かせてくれる意義深い本だ。
結論から言えば、斉藤さんは、発行量を2100万ビットコインという数に制限ししていることが通貨の希少性を人工的に作り出すことで今以上に格差が広がる、グローバル通貨となることでいま以上に競争が激しくなることなどを理由にビットコインが、未来をよくする新しいお金にではないのではないかという疑問を提起している。
と同時に、実際にビットコインを使ってみようという人にとっては、わかりやすく親切な実用的入門書にもなっているし、ハッシュ関数、公開暗号技術、ブロックチェーン、プルーフオブワークなどビットコインの技術的な原理についてもわかりやすい説明がされており、ビットコインを短時間で理解できる。
さらにお金とは何か、そもそも円やドルなども含めてすべてのお金が仮想通貨であることなど、普段、あまりに当たり前すぎて意識していない、しかし社会的には私たちにもっとも影響力を持っているお金について意識的になることを教えてくれる気づきの本でもある。
お金を相対化し、、お金を自由にデザインする可能性にまで目を開かせてくれる意義深い本だ。