アラン、ロンドン、フェアアイル 編みもの修学旅行 の感想

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参照データ

タイトルアラン、ロンドン、フェアアイル 編みもの修学旅行
発売日販売日未定
製作者三國 万里子
販売元文化出版局
JANコード9784579115075
カテゴリジャンル別 » 趣味・実用 » 手芸・クラフト » 編み物

購入者の感想

こちらでのレビューの評価が、あまりよくなく、この本は、編み物の本ではないという認識をしてしまっていたのですが、そんな事は全く無く、とっても素敵な本でした。
内容はとても良かったです。
確かに、載っている点数は少ないのですが、自分のツボに入った、℃ストライクな作品が多く、私としては、編もうと思ったものが、いつもの本に比べて多いです。
不評な理由は、糸が手に入り辛いと言うことなのかもしれませんが、番手に直して、同じ太さにそろえれば、売っている好きな糸で十分に編む事ができます。

ちなみに番手の出し方はとても簡単です↓
毛番手(冬物の糸)=メーター数(長さ)÷グラム(重さ)です。

旅行記で回られた場所や紹介は、独自の視点や物が合って楽しかったです。
そして、現地の人々の現状など、世界中で抱えている問題は同じなのだと、考えさせられる所もあります。
どの国でもそうですが、その地方で育った無二の素晴らしい文化を、受け継ぐ人が無く、また若い人を呼び込んだり育てたりする動きも無く、とても残念に感じます。
経済主義に押されて、量産に押されて、労を惜しまず頑張っている人たちが、経済的にやっていけない現状は複雑です。
どういうバランスでやっていくのか、自分の国も含めて、これからの課題なのだなと実感します。

一番好きなのは『編みものワードローブ』です。

作品集ではなく旅行記とのことだったので
「書店で中をみて考えよう」と思っていたのですが
Amazonで中身を少し見て購入を決めました。

最初に作品だけパラ見した感想は、やっぱりちょっと少ない
地味な配色の伝統ニット多めですごく好きだけど、物足りない
でしたが、旅行記を全部読み終えたあとに作品を見返して
旅の収穫をどう作品に編み込んだか読み解けると
今回の作品群の迫力が迫ってきました。
作品集ではないのです。
旅行記の付録に編み図が載っているのです。
すごく豪華な編み図が。

旅行記も大変読みごたえがあります。
編物作家ではなく編物オタクとしての三國さんの姿が垣間見えます。
「ああ、この方ほんとうに編み物好きなんだな……」
という感想がページを繰るごとに出てきます。
伝統ニットの聖地ガイド……ではありません。

作品は
ミトン1点
ティーコゼー2点(個人的に嬉しい)
ショール1点
カーディガン1点
セーター5点
伝統ニット色の強いデザインですが
シルエットやサイズ感、模様に三國さんのテイストがあります。
旅行記を思い返しながら編めば
私も伝統ニットの継承者の末席に連なることができるかもしれません。

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