クレバーコーヒードリッパー ラージサイズ C-70888 の感想

※サンプル画像 クリックで拡大します

雑誌で見つけて購入しました。
手元に届くまでどのような仕掛けなのかよく分からなかったのですが、使ってみて合理的で面白い仕掛けであるのが分かりました。
ドリップを落とすポットを必要としないので、洗い物も少なく、美味しいコーヒーが飲めます。

ただし、3人分以上を入れるには大きなペーパーが無いと、ドリッパーの中にお湯がたまるスペースが足りなくなるので注意です。

評判が良いようなので半信半疑で購入。
楽にコーヒーが淹れられて良さそうという横着な理由だったが、これが大当たりだった。
たしかに楽だが、それ以上にこれで淹れると旨い！
うちではおよそ7〜10分ほど置いてからカップに注ぐのだが、なんと味がまろやかなこと。
試しに普通のドリッパーで淹れたらマズくて驚いた。
角が立った嫌な雑味が残るのだ。

いやいや、それはあんたの淹れ方が下手なのだろうと思う方もあろう。
たしかに自分は名人というほどではない。
だが、自家焙煎もやるし豆もその都度セラミック製のミルで手挽きし、
お湯の温度やその他にも気を遣う程度のことは毎度しているのである。

だが、このクレバーコーヒードリッパーで淹れたコーヒーと比べると雲泥の差なのだ。
単に通常のドリップ式では抽出時間が足らなすぎるようだ。
お湯が溜まることなくすぐにコーヒー粒を通り抜けて行くのだから、当り前と言えば当り前だ。
自家焙煎以外ではスタバやタリーズの豆で飲んでいるが、これでも通常のドリッパーだとマズい。
久々に店で飲んでも同じ味がしたから店でも抽出時間が足らないのだとわかった。
これを知らない人はコーヒー人生を少し損しているかもしれない？

欠点は嵩張ることと洗いにくさか。
洗剤じゃなくて手洗いしろと書いてある。
シリコンの弁がしっかりハマっていて取り出すのは大変そうだ。
というか、外し方や洗い方は書いてない。
まあすぐに水でゆすいで乾かせばいいのだが、気になる人は気になるだろう。
自分は気にしないが。

フレンチプレスのように、お湯を入れて３~４分放置するだけなので楽です。
味は、フレンチプレスを紙フィルターで漉すような方式なので、コーヒーオイルが漉される分、当然さっぱりめになります。
ここさえ問題なければ、フレンチプレス特有の微粉や後片付けの面倒さもなく、非常にいいことずくめのドリッパーだと思います。

このラージサイズでは３人分（出来上がり360cc）淹れることができますが、
ドリッパーにお湯をためる都合上、フィルターは103サイズ（4~7杯用）が必要になります。
2人分（出来上がり240cc）なら102サイズ（2~4杯用）でOKです。