なぜ、この人と話をすると楽になるのか の感想

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参照データ

タイトルなぜ、この人と話をすると楽になるのか
発売日2015-01-31
製作者吉田 尚記
販売元太田出版
JANコード登録されていません
カテゴリジャンル別 » 人文・思想 » 倫理学・道徳 » 人生論・教訓

購入者の感想

人は、自分がよどみなく話しているときに「楽しい」と
感じられる生き物。それをワクワクしながら聴ける姿勢をとれるかどうかに、
コミュニケーションの実りがかかっている。
「この人と話をするとラクになる。楽しくて、心地よくて、気まずさゼロ」
相手にそう感じさせられる人が、コミュニケーションの達人。
だから「相手に対して優位に立たないですむ技術」を磨きなさいと、著者は言う。
納得。

会話をするとき、わたしたちは無意識のうちに
「自分をよく見せたい」「相手をあっと言わせたい」「論破したい」…。
優位に立とうとしてしまう。すると相手も身構えて、ぎくしゃくする。
「人は、自分より優位に立っている人間に対して
あまりものを言いたくなりません」。まさに。

著者が勧める「優位に立たないですむ技術」は

1ホメる。すると自分が相手に受け入れられる。 
2驚く。言葉の組み合わせの新奇性がキモ。
3おもしろがる。おもしろい要素に目を向け、引き出す。
4ウソを言わない。ウソをつくぐらいなら黙秘せよ。
5自慢はダメ。「この人、一目置かれたいキャラなんだ」と、イメージが固定されてしまうから。
6相手の言うことを否定しない。異議があるなら黙秘せよ。
7「嫌い」「違う」は避け、「こんな解釈もあると思うんだけど?」とソフトタッチで。

「相手に対して優位に立たないですむ技術」は
老子の「上善如水」(人と争わず、常に低いところに留まりなさい。水のように。水はどんな堅いものにも勝る)や
イソップの「北風と太陽」に通じる、賢者の教えだと思う。

僕はコミュニケーションが苦手です。僕が一言話す度、何故か会話の流れがとまる。『えっ?』とか『??』とかいう空気を作るのが得意。そんな自覚があるから、だんだんと人と話すのが苦手だと意識するようになった。そして無口になった。
この本を買ってみたのはたまたまだったけど、買ってよかった。毎日数ページずつ読みながら、そこに書かれていることを試してみた。いつもと違う反応。内容はよく覚えてないけど、楽しかったという気持ちが頭の中に残った。
頭が悪くて不器用で、だけど寂しがり屋の僕を救ってくれた一冊になりました。

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