belmont チェーンアイゼン（誤脱防止・ベルト＆バックル装備） の感想

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１月上旬、１８００ｍ級の低山で使用してみての感想です。
通常のアイゼンも持参したが、このアイゼンだけで通してみました（危険な状況もあった）。

【利点】
凍結や、雪が固くて足が足首まで沈まない程度の箇所ではそこそこのグリップでした。
短めな爪が足裏の前後に配置されているので、前後のバランスは悪くないです。
雪融けで、土・石・木の根が露出している場所でも歩きやすいです。
雪量の少ない場所では、１０~１２本爪アイゼンや６本爪軽アイゼンの登山者より機動力が上でした。

【欠点】
柔らかい新雪や雪が深い場所では爪が短いため、グリップはあまり効きませんでした。
急傾斜の力のかかる登り下りでは、注意しないと踵から外れることがありました。
ゴムだから固定がどうしてもユルイのと、横方向からの過重に外れやすいようです。
特に下りで、斜面に足を水平にして体重を乗せると外れやすいです。
定期的なゴムの緩みの確認・調整と、木の根や岩などの引っかかりの注意が必要です。
付属のマジックテープのストラップは外れやすそうなので、自前で用意したストラップを使っていました。

【総評】
軽アイゼンとしての使用ならば問題はなさそうです。
雪融けの個所が歩きやすいのが、かなりストレスなかったです。このために買ったのです！。
ゴム固定のため、急傾斜が続く（特に下り）と、ゴムの緩み、脱落に注意が必要。横方向の過重に弱い。
歩き方、固定にストラップを追加するなど工夫が必要です。

急傾斜が少なく、雪量が少ない場合は常備でも大丈夫でしょうが、
それ以上の山では、急登や雪量が多い箇所まで、登山口からのアプローチのアイゼンとして使うのがよいでしょう。