刑事一代―平塚八兵衛の昭和事件史 (新潮文庫) の感想
参照データ
タイトル | 刑事一代―平塚八兵衛の昭和事件史 (新潮文庫) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 佐々木 嘉信 |
販売元 | 新潮社 |
JANコード | 9784101151717 |
カテゴリ | 社会・政治 » 政治 » 日本の政治 » 行政・官公庁 |
購入者の感想
帝銀事件から3億円事件まで、いくつもの事件にかかわった刑事の側から見た犯人の見つけ方、アリバイの崩し方がよく分かる。下山事件などは他殺説の見地から書かれたものが多いが、平塚刑事の視線からは自殺説以外は考えられない。
また三億円事件では、犯人のとった行動などがよく分析されていて、当時の新聞でもここまで検証したものはなかっただろうと思う。またあのモンタージュ写真があまり信用できるものではなく、それが捜査や民間からの情報提供に支障を来たしたとは目から鱗の話でした。
30年前に刊行した本の再文庫化ということだが、昭和史の貴重な証言として☆5つ。
また三億円事件では、犯人のとった行動などがよく分析されていて、当時の新聞でもここまで検証したものはなかっただろうと思う。またあのモンタージュ写真があまり信用できるものではなく、それが捜査や民間からの情報提供に支障を来たしたとは目から鱗の話でした。
30年前に刊行した本の再文庫化ということだが、昭和史の貴重な証言として☆5つ。