現代語訳 東海道中膝栗毛(上) (岩波現代文庫) の感想
参照データ
タイトル | 現代語訳 東海道中膝栗毛(上) (岩波現代文庫) |
発売日 | 販売日未定 |
販売元 | 岩波書店 |
JANコード | 9784006022426 |
カテゴリ | 古典 » 日本の古典 » 近世文学 » その他の近世文学 |
購入者の感想
労作であるが、本書で翻訳を読む時間があるなら、岩波文庫で原文を読んだ方が楽しい。
理由その1 とても楽しい発端部分が省略されている
理由その2 翻訳の宿命だが、原文のリズム感が失われている
理由その3 注釈がないので、理解が困難なところがある。
たとえば、初編冒頭で、弥次郎兵衛の上の句(海辺をば…)に北八が下の句をつける部分。
さればさみずのあるにまかせて
「さみず」が真水と鮫洲に掛けてあることは、翻訳ではわからない。
岩波文庫版ではきちんと注釈してある。
というわけで、故人の労作に難をつけるようで気が引けるが、率直にいって
原文に当たったほうが10倍楽しいと思う。
理由その1 とても楽しい発端部分が省略されている
理由その2 翻訳の宿命だが、原文のリズム感が失われている
理由その3 注釈がないので、理解が困難なところがある。
たとえば、初編冒頭で、弥次郎兵衛の上の句(海辺をば…)に北八が下の句をつける部分。
さればさみずのあるにまかせて
「さみず」が真水と鮫洲に掛けてあることは、翻訳ではわからない。
岩波文庫版ではきちんと注釈してある。
というわけで、故人の労作に難をつけるようで気が引けるが、率直にいって
原文に当たったほうが10倍楽しいと思う。