硬筆書写技能検定1・2級合格のポイント〈平成25年度版〉 の感想

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参照データ

タイトル硬筆書写技能検定1・2級合格のポイント〈平成25年度版〉
発売日販売日未定
製作者狩田 巻山
販売元日本習字普及協会
JANコード9784819503105
カテゴリジャンル別 » 資格・検定・就職 » 美容・趣味・教養 » 硬筆書写検定

購入者の感想

1・2級の対策が掲載してある、書名通りの本。

硬筆・毛筆書写検定ともに平成18年に準1級が新設されたものの、
本書には準1級の解説や対策がほとんど上げられていない印象。
確かに準1級は1級と重なる設問が多いものの、たとえば古典の
法帖の漢字読みなど準1級独自の問題がある。文学史の出題についても、
1級とは少し設問の仕方が異なる。これらだけでも数ページを
割いたらいいのにと感じた。

また実技の模範答案例が少なく、受験希望者が役立てるには大いに不足。
過去問題についても、解答は理論のものだけで実技のものはない。
なので実技で実際にどの程度書けたら合格なのか、という把握がしづらい。

毎年出版されているものの、ここ十数年は過去問だけの差し替えで、
本文はまったく変わっていない模様。
一番最後のページを見たところ、「平成9年版の改定」とあったので、
もしかしたらこの年以降、ずっと同じ内容で出版されているのかもしれない。

試しに同書の平成8年版のものを入手したところ、基本的な内容は
変わらないが、こちらの方が説明が多少丁寧である印象。
たとえば問1の速書きの設問について、平成8年版には
【問題を配られてから、黙読の時間が1分与えられるので有効に使う。
それから書く】的な解説があるが、私が入手した年度の同書にはこの但し書きがない。
自分はこの試験にのぞんで初めて、黙読のことを知った。

平成8年版には「これだけ書けていたら合格」の直筆見本もあり、
現在の同書よりは役立つ感じがした(ただし数は多くない)。
前回改定から15年近くが経っているので、そろそろ内容の改定、
刷新を求めたいところである。

1・2級の理論対策なら良書だと思う。しかし、実技対策には
少々物足りないという感じが否めない。同様の対策本がないのが厳しい。

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