草の牛乳―牛乳の未来を拓く人びと の感想

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参照データ

タイトル草の牛乳―牛乳の未来を拓く人びと
発売日販売日未定
製作者野原 由香利
販売元農山漁村文化協会
JANコード9784540061523
カテゴリ »  » ジャンル別 » ノンフィクション

購入者の感想

酪農という言葉からイメージするのは、広大な牧場で多くの牛がのんびりと草を食べている光景です。

しかしながら実際は「放牧」している農家は少なく、仕切られた牛舎の中で配合飼料とよばれる餌を与え、いかに一頭当たりの乳量を「搾るか」という飼養管理がなされている事実が良く分かります。

放牧をすることにより一頭当たりの生乳の生産量が減少し、一見酪農経営上は非効率的に見えるのですが、実はそこから得られる恩恵は膨大であることが理解できます。

今やどのような産業でも常識である「経営効率化と収益改善のためには規模拡大が必要」という概念は酪農業界にもあるようです。

著者が北海道の放牧を研究しているグループに聞き取りをし、「放牧」の良さを伝える内容です。

放牧を行ったことにより実際に作業が楽になったり収益が改善した農家の話が書いてあり、ドキュメント感覚で読むことができます。

酪農業関係者以外が読むと、一部専門用語など分かりづらい部分がありますが、著者の「放牧」に対する思いは伝わってきます。

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農山漁村文化協会から発売された野原 由香利の草の牛乳―牛乳の未来を拓く人びと(JAN:9784540061523)の感想と評価
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