一生食べられる働き方 (PHP新書) の感想

村上さんの講演を聞いてから、この本を読みました。本の内容は、国際的な仕事をしたいなら、英語を勉強したほうがいいというごくごく当たり前のことが書いてあります。そういった内容の伝え方が、上からでもなく、同じでもなく、下からでもなく、ごく自然に伝えてくる本です。人によって、この本から、学ぶことが様々だと思いますが、私が気になったのは、アンカーマンの話でした。質問に徹して、自分の意見は控えるのがアメリカのテレビ番組のアンカーマンの役目だというのです。知識のないニュースキャスターが自分の意見を述べている日本のマスコミの問題点を的確に示してくれました。著者の村上さん自身も知らないことは質問することが大切だと思っているからでしょう。良い本でした。

刊行後しばらく経っているのに、私が最初のレビューということが意外である。
「村上流シンプル仕事術」は、志あるビジネスマンをはじめとする読者に圧倒的な
支持を得ている本である。その「仕事術」を、著者の体験に即して、より深堀りした
のがこの本の内容である。どうして、村上ファンはこんなにも無関心なのだ？　
思うに、この書籍のタイトル「一生食べられる働き方」が損な付け方であったのだろ
う。「○○するには○歳だから、もう手遅れ」と思わないチャレンジングな生き方を
している読書にとっては必読の書。