ディジタル回路の設計入門―ハードウェアの動きを理解しながら学ぶ (トランジスタ技術SPECIAL) の感想

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タイトルディジタル回路の設計入門―ハードウェアの動きを理解しながら学ぶ (トランジスタ技術SPECIAL)
発売日販売日未定
製作者湯山 俊夫
販売元CQ出版
JANコード9784789837514
カテゴリ科学・テクノロジー » 工学 » 電気工学 » 電子回路

購入者の感想

「トラ技」は勿論ハード設計者のための雑誌であるが、私のようなソフト開発者がハードの基本原理を知るためにも有用である。特に、本書はディジタル回路の原理を豊富な図例を用いて分かり易く説明したもので、ディジタル回路の入門書として最適である。

第一章で、アナログとディジタルの違いと言う本当の基礎が説明される。第二章で、ディジタル回路の例が、信号とタイム・チャート及びH/Lレベルを中心に説明される。ディジタルICの例としてTTL, CMOSにも言及される。また、インバータ回路を例にして、信号のdelayについても説明される。IC間の接合の問題にも触れる。第三章で、基本素子AND, OR, NOTの動作が説明される。第四章から少しづつ応用になり、まずフリップフロップが説明される。ハード設計者が良く口にする"ラッチ"という言葉の意味も本章で分かる。第五章ではカウンタ。第六章ではdelay回路を中心とするタイミング制御回路。第七章ではクロック生成回路。第八章ではシフト・レジスタ。難解な理論抜きで、図例と平易な論理で段階的に説明してくれるので、本当に理解し易い。第九章では、これまでの組み合わせ回路例として、エンコーダ/デコーダが説明される。第十、十一章では、機械接点等との基本インタフェースや絶縁インタフェースが説明される。最終章では、ディジタル回路の記述言語としてのHDLの説明と、HDLを用いて実際にカウンタや加算器・乗算器を記述した例が詳細される。

これからディジタル回路設計を始める方、私のようにソフト担当だが、回路の原理も知っておきたい方にはうってつけの入門書と言える。

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