家族脳: 親心と子心は、なぜこうも厄介なのか (新潮文庫) の感想
参照データ
タイトル | 家族脳: 親心と子心は、なぜこうも厄介なのか (新潮文庫) |
発売日 | 2014-04-28 |
製作者 | 黒川 伊保子 |
販売元 | 新潮社 |
JANコード | 9784101279541 |
カテゴリ | 文学・評論 » エッセー・随筆 » 著者別 » か行の著者 |
購入者の感想
かつては素晴らしい子育て本を出された著者が、年月を経て、本書では少し介護についても触れられています。ご家庭での身近なところを大切に見つめながら、科学者として実業家としてご活躍されている姿は、いつも感銘を受けます。
本書のアボリジニ何とか、という章がダントツに印象に残りました。昨今の老い(特に徘徊老人)、自殺について、脳科学の見地からの全く斬新な見方が示されており、それはいつもの伊保子先生の人間愛に溢れています。
そこを読むだけでも価値があると思います。そこを読んで一票入れるつもりで購入するにしても、申し訳ないほどの手軽な文庫本価格です。
本書のアボリジニ何とか、という章がダントツに印象に残りました。昨今の老い(特に徘徊老人)、自殺について、脳科学の見地からの全く斬新な見方が示されており、それはいつもの伊保子先生の人間愛に溢れています。
そこを読むだけでも価値があると思います。そこを読んで一票入れるつもりで購入するにしても、申し訳ないほどの手軽な文庫本価格です。