裁判官はなぜ誤るのか (岩波新書) の感想
参照データ
タイトル | 裁判官はなぜ誤るのか (岩波新書) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 秋山 賢三 |
販売元 | 岩波書店 |
JANコード | 9784004308096 |
カテゴリ | 社会・政治 » 法律 » 司法・裁判 » 一般 |
購入者の感想
日本は、起訴された人間が無罪になる確率が異常に低い上に冤罪が多発していると言われています。この本はそのようなおぞましい現実とその構造的原因を元裁判官としての視点を通じて淡々と述べています。
このような世間の人には意外にも思われる事実が多発する原因として、「世間知」を馬鹿にする裁判官のエリート意識や、検察側の調書を鵜呑みにしたり「判検交流」等を通じた裁判官と検察官との癒着ぶり、さらに鑑定に対する無知などをあげています。
近々日本でも裁判員制度が導入されますが、「裁判官も神様ではない。」と言うことを裁判官自身のみならず市民の皆様も肝に銘じたいものです。0
このような世間の人には意外にも思われる事実が多発する原因として、「世間知」を馬鹿にする裁判官のエリート意識や、検察側の調書を鵜呑みにしたり「判検交流」等を通じた裁判官と検察官との癒着ぶり、さらに鑑定に対する無知などをあげています。
近々日本でも裁判員制度が導入されますが、「裁判官も神様ではない。」と言うことを裁判官自身のみならず市民の皆様も肝に銘じたいものです。0