【Amazon.co.jp限定】FURY / フューリー プレミアム・エディション 日本オリジナルデザイン スチールブック仕様（初回生産限定）[Steelbook] [Blu-ray] の感想

※サンプル画像 クリックで拡大します

まず何と言ってもボービントンのティーガー131号車の生の姿が見られる事がこの映画の最大の売り！その他、シャーマン戦車もM4A2E8という超稀少車輛ですのでマニアの方には涙モノの映画です。迫力があり、軍装等の考証もしっかりしているので、その点では最高評価でしょうか。でも内容は、やっぱ平凡なアメリカ映画。ブラピ演じる主人公は「プライベート・ライアン」のキャプテン・ミラーのように心労を抱えているし…そのくせミラーのような人間性は皆無。強がって、ドイツ軍捕虜を殺してしまうとか…実際にあった事かもしれませんがキャラが妙に尖り過ぎ…。そして何と言っても最後のバトル。擱座戦車1両と300人の武装SSが戦っても普通、戦車に勝ち目はないでしょう。まるで50年前の騎兵隊映画。バッタバッタとインディアンのごとくドイツ兵が殺されまくります。大殺戮が終わって「戦争とは無意味なものだ…」的に締めくくられても主人公への感情移入は出来なかったですね。残念ながら戦勝国の思い上がりの域から抜け出せなかった作品かと。でも…やっぱ戦車の迫力は文句無し！

スチールブックとしてのデザインは、日本版のほうがかっこいいですね！
ただ、ちょっと高い。まぁ、それも日本だからでしょうね。というのも、海外で公開された際のは配給をコロンビアピクチャーズ(SONY)が行なっているのに対して、日本では角川が行なっています。セル版はSONYから発売されますが、角川がなにかしらの権利で関わっているのでしょう。日本の配給会社(東宝、松竹、角川など)がかかると、セル版が割高になります。邦画ならしかたないですが、洋画でなると凹みます。

このBlu-rayの仕様ですが、海外と特に変化なくDTS-HDmaster5.1chです。
私はもっぱら字幕派ですが、日本語吹き替えもDTS-HDmaster5.1chになっているところは、吹き替え版の方にはポイントですね。

本作は監督のこだわりで、本物の戦車で撮影を行なっています。ですのでかなり迫力があります。自宅での戦闘シーンを見るのが楽しみです。