Alex: The Commandant Camille Verhoeven Trilogy の感想

アマゾンで購入する

参照データ

タイトルAlex: The Commandant Camille Verhoeven Trilogy
発売日2013-09-03
製作者Pierre Lemaitre
販売元MacLehose Press
JANコード9781623650001
カテゴリ » 洋書 » Special Features » all foreign books

購入者の感想

『その女アレックス』に、かなり感動した。読了後、再読しはじめた。
そして英語でどう書かれているか、読んでみたくなった。

この英訳本を読み出すと、最初の部分からつまずいた。
日本語訳とかなり重なっているだろうと思い込んでいたが、随分ちがった。日本語訳は、かなりいい。
だが、英語訳は、頭悪そうな逐語訳で、ノリも悪いし、文体として、いけてない。

まったく感情移入できずに、”英語の勉強だ。特に語彙の”と割り切って、読み進める。
それでもこんな身もふたもない訳に出会うと、気分がげんなりする。

日本語訳だと、こうなる。
「本当に人生が変わるわけではないとしても、そんな気分が味わえれば楽しい。
もはや人生に期待などしていない身としては、楽しめるだけでもありがたい」

英訳だと:・・・when you’re not expecting much from life.

これでは何の芸もなく、そのまんま。ハードボイルドとしての品位や格調がなくなって、
ただの軽い話となって進んでいく。やれやれと思いつつ、次の行へ行く。味気ない訳文が目に入ってくる。
『その女アレックス』で構築された、自分の中の魅力的なアレックス像がこわれていく。
これではアレックスは、ややおつむのわるい女の子に過ぎない。
この英訳をした人は、とんでもない間違い、誤解をしながら訳したのではないだろうか。

Her fleeting encounters with men never become love stories.が、 
日本語だと、こう訳される。

「男たちとの再会が、きれいごとで終わったためしはない」、
こんな例は、1ページの中にいくつもある。

逆に考えると、フランス語の原文が、もしかしたら、こっち(英文)寄りなのだろうか。
だとしたら、日本語訳をした人は、相当の力量を発揮したことになる。
少なくとも日本語の翻訳者は、本書の全体を完全に把握し、そこに表現されている女性像の上に

著者60歳、2011年発表のサスペンス小説で、
カミーユ・シリーズ3部作の2作目です。

スリラー小説の醍醐味、動機付けとしての、正体不明の遊びで、
アレックスが順番に犠牲者と殺人者になり、最後に、彼女の正体
が、再再度発見されます、ここにもアラゴンからプルースト、ロラン
バルト、ジョンハーヴェイ、ボリスパステルナークを通過して、
著者が影響を受けた引用文章を見つけられます。

誰が真にアレックスを知ってるか、彼女は美しく、興奮させます、
それ故、彼女は誘拐され、想像を超えた世界に放たれます。しかし
ヴェルホーヴェン警部がついに牢屋を見つけた時、アレックスは
消えていました。アレックスは死刑執行人より賢い。誰も許さず、
何も、誰も忘れません。"よく練られた仕事(イレーヌ)"、シリーズの
最初の作は、正直言って真に興奮させる最後の頁以外は失望させ
られました。しかし、"アレックス"で失望するのは不可能です、将に
王の食事、アントレ、メイン、デザートすべて良し、です。

アレックスという若い女性はパリの真ん中で誘拐され、おぞましい
暴漢と彼女を無差別に噛み付く動物達が監視する籠に閉じ込めら
れます。相談を受けたヴェルホーヴェン警部が、意に反してこの蒸発
事件に巻き込まれます。彼はとめどなく、彼女と過ごした逸話を思い
出します。
非凡な誘拐事件の発生後、著者は独自のサスペンスを保持して、
ヴェルホーヴェン指導による探索の第2部で、最初のドンデン返しを
起こします。天稟の導入から、息をつかせぬ内容で唇に痛い香辛料
を舐めさせます。最後の部では、最初、あっけに取られれ、気が転倒し、
あらゆる疑問に回答が得られ、身を委ねました。
最も重要な点は、何故"彼"は、"他の人"のように殺されなかったか?
陰鬱なデザートで、一見、当たり障りはないが、その後気が狂うほど
美味で最後の一口まで味わい深くなりました。

あなたの感想と評価

コメント欄

Alex: The Commandant Camille Verhoeven Trilogy

アマゾンで購入する
MacLehose Pressから発売されたPierre LemaitreのAlex: The Commandant Camille Verhoeven Trilogy(JAN:9781623650001)の感想と評価
2017 - copyright© みんこみゅ - アマゾン商品の感想と評価 all rights reserved.