幼いイエスの聖テレーズ自叙伝―その三つの原稿 の感想

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参照データ

タイトル幼いイエスの聖テレーズ自叙伝―その三つの原稿
発売日販売日未定
製作者テレーズ
販売元ドン・ボスコ社
JANコード9784886261960
カテゴリ人文・思想 » 宗教 » キリスト教・ユダヤ教 » キリスト教史

購入者の感想

引き込まれていく文章。姉妹や父、叔父や従兄弟達との日々の生活が目の前に現れてくる紙芝居のようで、一気に読みました。
リジューのテレジア(尊き面影と幼きイエスのテレジア)は、神様と対話した方です。
神様が与えてくださった愛の大きさに比べて、いかに我々が神様に愛を返していないか、これを嘆き、神様を愛することだけのために生きて、殉教したいと願ったテレジアの3つの手紙です。
3つ目の修道院長宛の手紙は、テレジアが24歳で結核による衰弱と体調不良により記述ができなくなるまで、修室から病室に移動するまで書いていたものです。

テレジアは、世界中への宣教者にもなりたかったのですが、その願いは、これらの3つの手紙が世界中の言語に訳されて愛読されることにより、かないました。日本語訳(1911年)は、世界の中でもとても早かったそうです。この本は、それら手紙の原著の和訳です。

テレジアの自叙伝に導かれて、日々の生活の中での不条理との戦い方がわかった気がします。
テレジアは死ぬ前に病床で自分は天国からバラの雨を降らせて人々を助ける仕事につくと言ってなくなられたそうです。
この本を手に取る方がテレジアからのバラを受取りますように。

クリスチャンではない私が聖テレーズ(リジューのテレーズ)のことを知ったのは、80年代半ばに公開された映画に魅了されたから。そのときは写真館での撮影の連続のようなスタイリッシュな演出に酔った。しかし、24歳の若さで亡くなりながら、普通死後50年経過という条件が特別に緩められて死後28年で列聖されたこと、マザー・テレサの「テレサ」は(リジューの)テレーズにちなむことを知り、テレーズのことをより深く理解したいと思うようになった。テレーズに関する本は何種類か日本でも出版されているが、肉声に耳を傾け、その信仰の核心を知るにはやはりこの自叙伝に勝るものはないと思う。

19世紀以降の科学の世紀でも、無垢な信仰、わけ隔てのない愛を語る言葉はまさに干天の慈雨のように心に染みわたる。クリスチャンでない人でも一読を薦めたい。そして映画ファンの私としては「テレーズ」のDVD化を切に願う。

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