人類は衰退しました 5 (ガガガ文庫) の感想
参照データ
タイトル | 人類は衰退しました 5 (ガガガ文庫) |
発売日 | 2012-03-16 |
製作者 | 田中 ロミオ |
販売元 | 小学館 |
JANコード | 9784094513295 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » ライトノベル |
購入者の感想
前半の主人公の過去の話が秀逸だ。学舎に入学するも周囲に対してこれでもかと壁を張り、いじめられ孤独に陥ってしまう主人公だが…しかし、そんな時妖精と出会う。この作品で素晴らしいのは人と人の繋がりをいわゆるロミオ節で見事に書き出している点だろう。また、友人Yやドイツ娘、先輩というキャラクターが非常に魅力的だ。昨今の風潮に合わせたような萌えキャラが一人もいないのが好ましい。そしてどこか切なさを感じるラストシーン。作者の恐らくラノベ作家の中には並ぶものはいないであろう文章力で衰退シリーズで唯一泣かされてしまった場面だ