あたしンち (4) の感想

けら　えいこ作「あたしンち」シリーズは、どこにでもある四人家族のドタバタをテーマとしてますが、「ここまでないやろう。」というナンセンスとかいったしつこい笑いではなく「あれ、どこかでこんなことあったっけ」と自身の記憶の中からひょっこりと笑いの精霊が顔を出す。そんな親近感のある笑いです。
辞書を中身でなく臭いで品評会をしたり、猛暑の中冷蔵庫は一瞬で開けて位置は残像で確認するなどの身近な笑いが満載、それと、みかんとその友人たちの漫才のようなやりとりもますます脂がのってきて「こいつら青春してるな〜。」と感じて微笑ましくなります。

このコミックは４人の家族が次々におかしなことを起こす見ていてとても楽しいストーリーです。現実に日常生活のなかでやったら、疑われそうなことも、たくさんあります。その反面、「あるある・・」っとうなずける行動もたくさんあり、身近に感じられることもあります。
コミックでは、特別編も含めて３３話あります。アニメと違って、じっくり楽しめるので、見ごたえがあります。４巻の中で面白いのは２４話の「お父さんは新しい物を買っても扱えないと使わなくなる話の展開が面白いです。」・１５話の焼き鳥を買ってきたお母さんがキッチンにおいておいたら、お母さん大好きなレバーがお父さんに食べられていた話も面白いです。
など・・・。絵で書かれている表情などや会話の言葉などでさらにおもしろさが倍増します。
笑ってストレス解消ができそうです。