偏差値37なのに就職率9割の大学 (メディアファクトリー新書) の感想
参照データ
タイトル | 偏差値37なのに就職率9割の大学 (メディアファクトリー新書) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 堀口英則 |
販売元 | メディアファクトリー |
JANコード | 9784040660561 |
カテゴリ | » 本 » ジャンル別 |
購入者の感想
私は、地方の大学で就職担当を務める職員である。地域は違えど著者と同じ立場だ。
就職担当部署は「人で決まる」。
楽しよう、(自分にとって)面倒なことはやめよう、前例主義で行こう=こうした職員が大半ならどうしようもないキャリアセンター(就職課)になり、そこの大学に入った学生は不幸としか言いようがない。
この本を読めば、いかに学生に対する愛情と仕事に対する熱意が就職担当部署の職員に必要かがわかる。
但し、それだけでは駄目なのだ。
いくら愛情や熱意があっても、やるべき事業の方向性が間違っていたり、職員自身のスキルが低かったりしては意味がない。むしろ熱意がある分、ない職員以上にやっかいとも言える。
著者は、愛情と熱意、そしてスキルの高い、本物の就職担当職員である。この本を読めば、就職担当職員はどうあるべきかが見えてくると思う。
他大学の教職員に尋ねられたことは何でも答える、という著者の姿勢は自信の表れであろう。たいしたことのない就職担当職員ほど何でも隠したがるものである。
「これはレアケースだ」「本学には参考にならない」などという就職担当職員もいるだろう。レアケースかどうかは別にして、このまま真似できるものではない。大事なことは、この著者のように「プロとして頭をフル回転させて」学生のために仕事をしているか、そのための情報を正しく取っているか、勉強しているか、いつでも発信できるだけのスキルを身に付けているかだ。
事業を成すか否かは「覚悟と準備」だ。この本はそのことを再認識させてくれる。大学の就職担当職員は是非読むべきだ。高校の進路指導部長や就活生を持つ親にもこの本は「現代の就職活動を正しく教えてくれる」良書と言えよう。
著者に負けないように、私もプロとして頭をフル回転してさらに頑張ろうという勇気をいただいた。
就職担当部署は「人で決まる」。
楽しよう、(自分にとって)面倒なことはやめよう、前例主義で行こう=こうした職員が大半ならどうしようもないキャリアセンター(就職課)になり、そこの大学に入った学生は不幸としか言いようがない。
この本を読めば、いかに学生に対する愛情と仕事に対する熱意が就職担当部署の職員に必要かがわかる。
但し、それだけでは駄目なのだ。
いくら愛情や熱意があっても、やるべき事業の方向性が間違っていたり、職員自身のスキルが低かったりしては意味がない。むしろ熱意がある分、ない職員以上にやっかいとも言える。
著者は、愛情と熱意、そしてスキルの高い、本物の就職担当職員である。この本を読めば、就職担当職員はどうあるべきかが見えてくると思う。
他大学の教職員に尋ねられたことは何でも答える、という著者の姿勢は自信の表れであろう。たいしたことのない就職担当職員ほど何でも隠したがるものである。
「これはレアケースだ」「本学には参考にならない」などという就職担当職員もいるだろう。レアケースかどうかは別にして、このまま真似できるものではない。大事なことは、この著者のように「プロとして頭をフル回転させて」学生のために仕事をしているか、そのための情報を正しく取っているか、勉強しているか、いつでも発信できるだけのスキルを身に付けているかだ。
事業を成すか否かは「覚悟と準備」だ。この本はそのことを再認識させてくれる。大学の就職担当職員は是非読むべきだ。高校の進路指導部長や就活生を持つ親にもこの本は「現代の就職活動を正しく教えてくれる」良書と言えよう。
著者に負けないように、私もプロとして頭をフル回転してさらに頑張ろうという勇気をいただいた。