京極夏彦の妖怪えほん (4) とうふこぞう (京極夏彦の妖怪えほん4) の感想

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参照データ

タイトル京極夏彦の妖怪えほん (4) とうふこぞう (京極夏彦の妖怪えほん4)
発売日販売日未定
製作者京極 夏彦
販売元岩崎書店
JANコード9784265079742
カテゴリ »  » ジャンル別 » 文学・評論

購入者の感想

霊感はないし、ホンモノを見たこともないけど、滅法怖がりだった私が読んでも怖くない妖怪絵本。
表紙のおどろおどろしいようでユーモラスで軽妙な豆腐小僧の体、見返しのお化けのシルエット(本編に何かの模様として出てきます)から、大人はびびらなくていいぞとすぐ分かる。
でも一緒に読んだ息子は最初は怖がってました。
また本の中の男の子の怖がりようが物凄いんです。でも分かるんです。
夜になると、家のそこここにお化けが潜んでいるようで、アレもコレもお化けに見えてくるようで本当に怖かったから。
ところが豆腐小僧に直面した途端、恐怖心がスッと消え、男の子はすっかり元気に。
豆腐小僧も見た目が可愛いだけじゃなく(むしろ怖がってる時の男の子のほうが顔が怖い)、腰は低いし、存在意義もよく分からない妖怪なんです。
石黒さんの絵は昭和テイストも、肉感的な子供の描き方も、愛猫家だけあって猫の絵も味わい深い。
それにしても目玉がいっぱいあって、それは不気味だったな。

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