A Period of Juvenile Prosperity の感想

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ネット上で話題になっていたマイク・ブロディーの本作品、
ある種ケルアックのオン・ザ・ロード的な雰囲気もあるのかと思ったがだいぶ趣が違うものだった。
ケルアックの頃のまだアメリカがのどかだった時代と比べると、今の閉塞した時代が現れてるのかとも考えたが
それよりも厳然と存在する持てるもとと持たざるものの現実という方が近いだろうか。
東海岸、西海岸だけでないアメリカの中西部、バイブルベルトの貧しさと閉塞感に思いを馳せてしまう。
もう「弱者が切り捨てられている現実」というほとナイーブな年齢ではないが、これもアメリカの広さなんだなとしみじみ・・・
とはいえこのせつなさとむきだし感は是非手にとって見て欲しいです。