ドラゴンボール ゼノバース の感想

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ドラゴンボールゲームとしてはＰＳ２の「スパーキングメテオ」以来の購入です。
ＰＳ３版を買いましたが、たしかに処理落ちするところがあるので、快適にという方にはＰＳ４版がいいでしょう。

今回はバトルゲームという以上にしっかりとしたアクションＲＰＧです。自分自身の分身を作り、トランクスを始め、様々なキャラと歴史の改変を防ぐのは新鮮で面白い。今までと違ってドラゴンワールドに自分が入り込む楽しさが素晴らしいです。
原作を知っていればいるほど、その展開が楽しく、また熱くなりますね。非情に良いストーリーで満足。
難易度の設定はできないですが、コツコツレベルを上げていけば大丈夫。何度打ちのめされても熱く立ち上がれ！
その他サブミッションのようなものもたくさんあり、そこで色々な装備やアイテム、技を手に入れ、より自分のキャラをカスタマイズできます。
戦闘は簡単かつ派手な動きができ、必殺技もしっかり原作再現。種類やそれぞれの動きにこだわりがあります。

残念なところは、戦闘面は多人数での処理落ち、スーパーアーマーでしょうか。特に後者はストーリーでも後半の敵に多く、プレイスタイルを強いられてしまう感じがしました。その他大技を連発する敵や、そのスタイルが実は効率よかったり、バランスがイマイチな所がバトルに感じられました。
そしてそれを超えてくる要素が・・・「ランダム」です。
先述のアイテムや技、装備が手に入るか、そのためのイベント発生、師匠キャラの出現・・・などいたるところに運が絡んできます。
レアな装備やアイテムは我慢できますが、イベントや師匠は条件を満たせば必ずにしてほしいところ。無駄にやり直したりはダルいですね。
これはやり込みというか、ただ面倒に感じる方もいると思うところです。ここがマイナス。

不満点はあるものの、ドラゴンボール愛が随所に感じられるゲームです。会話や装備、アイテムの名前などなど・・・
自分自身がドラゴンワールドへ入り込み、歴史改変のハチャメチャに立ち向かう。悟空や仲間たちと一緒に戦えるだけで感動です。
ドラゴンワールドが大好きなら、きっとハマれるはず。ワクワクを１００倍にして

ドラゴンボールゲームは、ＦＣから数えれば５０本以上出ています。
自分は、３０本以上はＤＢゲームを購入してきました。
その多々あるＤＢゲームの中で、楽しめるぞ！と思うのはほんの数本です。

ＤＢゲームが、格闘ゲーム寄りになって２０年…。
２Ｄ格闘ゲームとして評価の高い「ＳＦＣのハイパーディメンション」
圧倒的なキャラ数と、３Ｄ格闘ゲームとしても楽しめる「ＰＳ２とＷｉｉのスパーキングメテオ」
キャラ数はメテオに劣るが、格闘ゲームとしては一番完成度が高い「ＰＳ３のレイジングブラスト２」

格闘ゲームとして 試行錯誤する中で、見るも無惨な作品も多々ありました…
そしてＰＳ４一発目の今作品です。

※キャラクター数※

自分が作ったオリジナルキャラ！今作品の目玉で、選んだ種族性別により能力が違う。
(人間、サイヤ人、ナメック星人、フリーザ族、魔人族、の中から選び作る）
　
孫悟空 (超サイヤ人１、２、３含む）孫悟空 (超サイヤ人ゴッド）孫悟空 (超サイヤ4）
ベジータ (超サイヤ人１、２含む）ベジータ (超サイヤ人4）
孫悟飯 (幼年期）孫悟飯 (少年期 超サイヤ人２含む）孫悟飯 (青年期 超サイヤ人１、２含む）
孫悟飯 (潜在能力解放） グレートサイヤマン１号、
トランクス (未来 超サイヤ人１含む）トランクス (幼年期 超サイヤ１含む）
孫悟天 (超サイヤ１含む）ゴテンクス (超サイヤ人１、３含む）
ベジット (超サイヤ人含む）ゴジータ (超サイヤ人4）
ピッコロ、クリリン、ヤムチャ、天津飯、ミスターサタン、ビーデル、グレートサイヤマン２号、
ラディッツ、ナッパ、栽培マン、アプール (フリーザ軍兵士）ラーズベリ (フリーザ軍兵士）
ギニュー、リクーム、ジース、バータ、グルド、
フリーザ (第一形態）フリーザ (最終形態）フリーザ (最終形態フルパワー）
セル (完全体）セル (完全体フルパワー）セルジュニア、
人造人間１７号、人造人間１８号、超１７号、
魔人ブウ

今まで多くのドラゴンボールのゲームが発売され、近年ではPS2のスパーキングMETEOが最も高評価でした。
その後のドラゴンボールのゲームは賛否両論、あるいは否の評価が多かったですが、今作は久しぶりの当たりです。
まず、主な良い点から述べます。
・キャラクリ、ストーリー
公式サイトにあるようにサイヤ人や地球人、ナメック星人、フリーザ一族、魔人から自分の理想のキャラを作ることができます。
服装や技などのカスタマイズ要素も豊富で、これをコンプリートするだけでもかなりの時間が掛かりそうです。
今作は歴史改変を防ぐことを繰り返し、黒幕にたどり着くというストーリー展開ですが、良い意味で主人公が目立ち過ぎません。
ドラゴンボールのキャラクター達を手助けするポジションを遵守しており、出しゃばることなく、自然にドラゴンボールの世界に入り込んでいます。
・バトル
技の演出が簡略化されているため、よく狙わなければ当たりませんし、かめはめ波など溜めることのできる技は隙が大きいので駆け引きを楽しめます。
操作自体は簡単なので慣れればすぐにﾋﾟｼｭﾝと相手の背後を取り、コンボを繋げることができます。
・オンライン
発売初日からとてもプレイ人口が多いので対戦・協力プレイを気軽に楽しむことができます。
・グラフィック
イベントシーンはCGできちんと動きを付けてあります。
バトル中も迫力があり、視覚を楽しませてくれます。

マイナスな点
・BGM
基本的にオリジナルのBGMなため、少々盛り上がりに欠けることがあります。
・OP
Z３のような盛り上がる映像ではなく、若干手抜きと感じるアニメーション映像です。
・ラグ
PS３だと3on3になると若干処理落ちします。遊べない程ではありませんが…。
1on1や2on2は問題なく動きます。

総評
買って損はなし
ボリューム満点な内容で長く、楽しく遊べます