「黄金のバンタム」を破った男 (PHP文芸文庫) の感想
参照データ
タイトル | 「黄金のバンタム」を破った男 (PHP文芸文庫) |
発売日 | 2012-11-17 |
製作者 | 百田 尚樹 |
販売元 | PHP研究所 |
JANコード | 9784569679167 |
カテゴリ | ジャンル別 » 文学・評論 » 文芸作品 » 日本文学 |
購入者の感想
名著『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったか』を読み、自分の中で俄然高まった格闘技熱。その余勢を駆って、興奮冷めやらぬまま本書を手にしました。
・・・で、その結果、見事に冷水をぶっかけられました。熱は一気に冷め、その後同テーマのノンフィクションを手に取ることすらなくなってしまいました。
まず何よりも文章が平板で肌に合いません。登場人物の掘り下げも浅く、また焦点も定まっていないとの印象です。何かの寄せ集めのような構成で、全体的なまとまりもありません。テーマは良いのに、それが全く活かされていません。
「昔の世界タイトルはもっと価値があった」など、同じ説明の繰り返しがクドすぎることは他のレビュアーさんもご指摘のとおり。何か質の悪い資料を読まされているような感覚です。
これまでは低評価のレビューを上げることに躊躇し、読了後も感想をずっと自分の胸の内にしまいこんできました。しかし、同じ作家の「『殉愛』騒動」で考えが変わりました。
これ以上ノンフィクション愛読者の失望感を広げないためにも、微力ながら、ダメなものはダメと声を上げたいと思います。
・・・で、その結果、見事に冷水をぶっかけられました。熱は一気に冷め、その後同テーマのノンフィクションを手に取ることすらなくなってしまいました。
まず何よりも文章が平板で肌に合いません。登場人物の掘り下げも浅く、また焦点も定まっていないとの印象です。何かの寄せ集めのような構成で、全体的なまとまりもありません。テーマは良いのに、それが全く活かされていません。
「昔の世界タイトルはもっと価値があった」など、同じ説明の繰り返しがクドすぎることは他のレビュアーさんもご指摘のとおり。何か質の悪い資料を読まされているような感覚です。
これまでは低評価のレビューを上げることに躊躇し、読了後も感想をずっと自分の胸の内にしまいこんできました。しかし、同じ作家の「『殉愛』騒動」で考えが変わりました。
これ以上ノンフィクション愛読者の失望感を広げないためにも、微力ながら、ダメなものはダメと声を上げたいと思います。