苦しんで覚えるC言語 の感想

C言語を勉強したことはありませんでしたが、読みやすかったと思います。
苦しんで覚えるC言語のサイトがあるのでパソコンが使えるときはサイトを見て、移動中は本を活用してました。
買ってよかったです。

不思議なもので、最近プログラム言語の書籍のタイトルには、必ず似たような
命名がなされています。「やさしい」「たのしい」「よくわかる」といった感じ
のネーミングが非常に多いですよね。タチの悪い書籍なんかはタイトルとは裏腹
に全然わかりにくかったりすることもあります。本書はこれに対するアンチテー
ゼなのか真っ向から対抗するかのように「苦しんで覚える」と銘打っています。
この潔さに惹かれて読みました。実際にはかなりの良書だと思います。
普通のC言語の大半の入門書が「わかりにくいから」という理由で、最初の段階
でインクルードの説明を「おまじないみたいなもの」といって逃げるのですが、
この本は最初から真っ向勝負で「インクルード」の説明をおこなっています。
この様な書き方がかえって難解なC言語の理解を助け分かりやすい解説となっています。
ポインタなどの解説も良好でした。C言語の入門編としてオススメできる一冊です。

気が付いたらPC触って20年．現在もMac＞Win両方触っていますが，ちょっとしたデザインを作ったり画像処理したり図面を書いたり等は何気に出来て仕事しています．
しかしながらC言語については，なぁ〜〜〜んにも知らない初学者です．
さて，そんな私はいつからか「もっとPCの事知りたいどうやって指示したらこんな表現を生み出せるのだろう?」となどなど，沢山の疑問が頭の中をかけずり回っていました．
そして「C言語の本を探してみよう〜！」と思いたち，amazonで検索したり本屋さんに足を運び，どの本が自分に合っているのだろうと探していた所，昨夜本屋さんで「苦しんで覚えるC言語」という本に巡り会いました．

現在半分まで読み終えていますが，私には全く苦になりません．逆に楽しいです’！
知りたいと思うことは常に調べたり聞いたりしてきて実践してきた私にとって，もってこいの本で大変満足しています．
詳しく説明された後に練習問題があって と学びながら実践して行く方法のような気がします．
聞き慣れない言葉も散ざっぱら出てきますが，その都度解説がされているので疑問も解消されています．
もちろんこの本だけでは，第一線をいくプログラマーさんにはなれないかもしれませんが，著者が冒頭で書かれている通り『最初の一歩(そして，多くの人にとって最も重い一歩)を確実に踏み出すこと』が出来る気がしています．
やる気があって，最後までやり抜くあきらめない気持ちがしっかりある人には，苦しまず楽しみながら学べる１冊だと思います．

☆４の理由は本の内容ではなく，この手の本の１ページ１ページがもっと薄い紙を使用してくれると，軽くて読みやすいと思ったので秀和システムさんに対して減点しました．本の内容は，私にとって大満足なのでもちろん☆５です．0