大手広告代理店のすごい舞台裏 電通と博報堂が圧倒的に強い理由 の感想

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タイトルや文章スタイルからは想像できませんが、
広告代理店の、特に大手二社と広告業界について、
かなり冷静な事実や分析が書かれていて良い意味で期待を裏切られました。

なかにはバブル期の接待伝説や縁故採用などの、よく巷で語られるオチャラケた内容もあるのですが、
万博やスポーツイベント、自民党と民主党、それに博報堂とJリーグなど
著者の軽い文章スタイルの割りには事実や分析がしっかり書かれていて関心しました。

最終章の広告代理店の将来についても、著者が既に業界から足を洗っているからか、
かなり冷静かつ客観的なことを書いていると思います。

文章が非常に読みやすいわりには（というか”カルイ”ですが）、内容も意外と（と言っては著者に失礼かもしれませんが）
しっかりしているので、広告代理店に特に興味の無い方でもスッと読めると思います。