錨を上げよ(下) (100周年書き下ろし) の感想

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参照データ

タイトル錨を上げよ(下) (100周年書き下ろし)
発売日販売日未定
製作者百田 尚樹
販売元講談社
JANコード9784062167017
カテゴリ文学・評論 » 文芸作品 » 日本文学 » は行の著者

購入者の感想

やたら長い。物語もダラダラと続く。でも一気に読んでしまう。しばらく寝不足が続く。
いったいこの物語の何が寝るのも惜しんで読み進ませるのだろう?
百田さん本人と思われる主人公の破天荒な人生。決して好きにはなれる人物ではないが何故か共感出来るところがある。
怠惰でいい加減で女好きで独りよがり。でも時に見せる真面目な正義感(まあそれとてもかなり独りよがりなのだが)
いったいこの主人公はどうなって行くのか、、、と思いながら読み進んでゆく。何人も女との出会いと別れ(書くとカッコいいのだが実はかなりの独りよがりで自己中心的な恋愛)。
多分多くの読者は途中でこの主人公が大いに嫌いになるに違いない。
でもでも百田尚樹の全てがここにある。実際は違うのかもしれないが、僕はこの物語の主人公は百田尚樹そのものだと思っている。
そう思ってこの作品を読むと、他の作品も違った輝きを放つだろう。
作者本人はこの作品が一番好きだ、とツイッターで書いている。確かにツイッター上の破天荒な作者の面影はまさにこの作品の主人公そのものである。
(もちろん一部の読者は百田直樹から離れてゆくかもしれない、、、)

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