DS陰山メソッド 電脳反復 正しい漢字かきとりくん の感想

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厳しい評価も多いようで正直驚いた。実は、当家の場合本当にきわめて役立っている。子供は大人が細かくアレコレと漢字の書きに口出ししながら教わることは面白くないし（私が子供でも絶対そうだ）、ましてやきれいな字の書き方を、”もう少し斜めに”とか、”ハネの角度が変だ”などと、横から言葉で伝えようとしても、正しくきちんとしたニュアンスを言葉で伝えるのは難しい。子供も理解できずイライラが蓄積する。結局お決まりの、親と子の喧嘩になってしまいがちだ。また、家庭で子供の書き取りを教えるのに十分な時間が割けるほど、親としても余裕のある時間があるわけではない。仕事は忙しく能率は日々改善が求められ、あらゆることが時間とスピードが求められるタフな時代だ。親のためにも、子供が一人で進めて行ける勉強道具が必要なのだ。
確かに、当家でも最初の２，３日は判定が厳しく辟易していたが、（10-20回書いてもｘで、子供がきれそうになっていた。気持ちは察しがつく。）その後、丁寧に書く習慣がつくと段々と、早くクリアするようになった。何より驚きだったのは、日々の日記の宿題の字の質が、全体に徐々にきれいになったことだ。文字を書くことへの意識をある箇所に一旦持ってくれば、それは自然と全体に適用されるのかもしれない。当然、綺麗に書ければ、書いている本人も悪く思うわけがない。その結果か、書く分量もまだ少しであるが、増えてきている。思わずうなってしまった。以前は早く乱雑に書かれていたものが、こうやって徐々によくなるプロセスを見ると、このソフト、最初はチャレンジングだが画期的と認めざるを得ない。
また、単に一つ一つの書きだけでなく、各種の熟語や読み取り問題なども充実している。相当の部分までこれひとつでカバーできてしまう広さがあるのではないか。ゲーム気分で、ご褒美目指して打ち込む姿を見ているたびに、何か教科書＋ノート＋できないと罰点という、今までの古きよき伝統的勉強の方法ではできていなかったことが実は多かったのだと、改めて感じられる。まさに、目から鱗の気分だ。
キーボードや携帯でものを書くことが多くなっている時代であるが、やはり漢字をきれいに書き、それを覚えていくのは、とても貴重で素敵なことだ。最初は多少辛抱がいるかもしれないが、ぜひ試してみてはいかがだろう。