利き脳片づけ術: 脳タイプで、お部屋も心も未来もスッキリ! (実用単行本) の感想
参照データ
タイトル | 利き脳片づけ術: 脳タイプで、お部屋も心も未来もスッキリ! (実用単行本) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 高原 真由美 |
販売元 | 小学館 |
JANコード | 9784093108140 |
カテゴリ | ジャンル別 » 人文・思想 » 倫理学・道徳 » 倫理学入門 |
購入者の感想
いわゆる脳機能局在論(右脳・左脳論)を自分なりに解釈して、よく調べもせずおそらくこうだろうといったノリで書いたのでしょう。
残念ながらこの著者の言うような右脳型・左脳型といった性格のタイプ分けは典型的な俗説(迷信)であり何の裏付けもありません。したがって指組や腕組みで性格を分類することは無理です。
だってそれらは何の関係もないのですから。
いわゆる「利き脳」というのはノーベル生理学・医学賞のロジャー・ウォルコット・スペリーの研究が元になっていると言われていますが、実際にはスペリーの研究をネッド・ハーマンが極端に拡大解釈、歪曲して作り上げたニセ科学です。
(このハーマンという人物、1985年当時、半日2000ドルのセミナーをやって荒稼ぎしていたようです)
当時既にテレンス・ハインズ博士からも手厳しく批判されていますね。
詳しく読みたい方は「Left brain, right brain: Who’s on first?」あたりのワードで検索してみてください。
もし「あたった!」と大喜びした方はバーナム効果や根本的な帰属の誤りといったワードで検索してみても良いでしょう。
これが例えば「著者流!片付け術」だったらまだマシだったかもしれませんが、よく知りもしない分野に首を突っ込んで、脳だの心理学だの言い出したおかげでこの本自体の信頼性をも落としてしまっています。
とても残念なことです。
まとめると、実際の片付け作業にかかる部分以外の記述は読む必要性の全くない(むしろ嘘といってよい)無駄なものなので、素直に他の片付けノウハウ本を購入するのが良かろうと思います。
著者には次回もっと堅実な内容の片づけ本を期待したいです。
--<追記>--
発売後2ヶ月にわたってレビュー0件だったにもかかわらず、私が☆1の評価をした後わずか数時間で☆5のレビューが追加され、タイミングの良すぎるレビュー投下に思わず笑ってしまいました(苦笑
残念ながらこの著者の言うような右脳型・左脳型といった性格のタイプ分けは典型的な俗説(迷信)であり何の裏付けもありません。したがって指組や腕組みで性格を分類することは無理です。
だってそれらは何の関係もないのですから。
いわゆる「利き脳」というのはノーベル生理学・医学賞のロジャー・ウォルコット・スペリーの研究が元になっていると言われていますが、実際にはスペリーの研究をネッド・ハーマンが極端に拡大解釈、歪曲して作り上げたニセ科学です。
(このハーマンという人物、1985年当時、半日2000ドルのセミナーをやって荒稼ぎしていたようです)
当時既にテレンス・ハインズ博士からも手厳しく批判されていますね。
詳しく読みたい方は「Left brain, right brain: Who’s on first?」あたりのワードで検索してみてください。
もし「あたった!」と大喜びした方はバーナム効果や根本的な帰属の誤りといったワードで検索してみても良いでしょう。
これが例えば「著者流!片付け術」だったらまだマシだったかもしれませんが、よく知りもしない分野に首を突っ込んで、脳だの心理学だの言い出したおかげでこの本自体の信頼性をも落としてしまっています。
とても残念なことです。
まとめると、実際の片付け作業にかかる部分以外の記述は読む必要性の全くない(むしろ嘘といってよい)無駄なものなので、素直に他の片付けノウハウ本を購入するのが良かろうと思います。
著者には次回もっと堅実な内容の片づけ本を期待したいです。
--<追記>--
発売後2ヶ月にわたってレビュー0件だったにもかかわらず、私が☆1の評価をした後わずか数時間で☆5のレビューが追加され、タイミングの良すぎるレビュー投下に思わず笑ってしまいました(苦笑