公共工事入札における競争の限界と今後の課題 談合が許されないとすれば、どういう発注方法をとればよいのか? の感想
参照データ
タイトル | 公共工事入札における競争の限界と今後の課題 談合が許されないとすれば、どういう発注方法をとればよいのか? |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 吉野 洋一 |
販売元 | 日刊建設通信新聞社 |
JANコード | 9784902611564 |
カテゴリ | ジャンル別 » 社会・政治 » 政治 » 政治入門 |
購入者の感想
現在に至る発注形式解説は、他の類似本と比べて、筆者の体温が感じられて納得しながら読みました。
ただ、総合評価一般競争入札方式がもたらしている、現在の深刻な問題、予定価格推定に施工技術者の多くが縛られていること、失格基準(あるいは低入札調査基準)価格に張り付いた入札価格でないと落札できないこと、技術提案評価は客観的に正しくなされているのか、「技術」というものが本来的にもっている表現の難しさ、限界を対象にした評価というものは本当にあり得るのか、なにより、企業の存続条件である「受注の継続性」「受注が予定できること」ができ得ない現況からの脱出方法についての記述が少なかったと思います。
ただ、総合評価一般競争入札方式がもたらしている、現在の深刻な問題、予定価格推定に施工技術者の多くが縛られていること、失格基準(あるいは低入札調査基準)価格に張り付いた入札価格でないと落札できないこと、技術提案評価は客観的に正しくなされているのか、「技術」というものが本来的にもっている表現の難しさ、限界を対象にした評価というものは本当にあり得るのか、なにより、企業の存続条件である「受注の継続性」「受注が予定できること」ができ得ない現況からの脱出方法についての記述が少なかったと思います。