The World of Yesterday の感想
参照データ
タイトル | The World of Yesterday |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | Stefan Zweig |
販売元 | Univ of Nebraska Pr |
JANコード | 9780803226616 |
カテゴリ | » 洋書 » Special Features » all foreign books |
購入者の感想
本書はシュテファン・ツヴァイクの「伝記」ではなく、「自伝」でございます。
不注意なレビューを書いてしまったことを深く反省しお詫び致します。
お許し下さい。
最近知ったことですが、本書のアメリカ出版当時ハンナ・アーレントが「いかにもワイマール共和国のインテリ風」と手厳しい書評を寄せたということです。「ワイマール共和国インテリ」とは我々の感覚でいう「朝日文化人」「空想的理想主義」「自己陶酔型コスモポリタン主義」であると類推出来るようです。
このエピソードを知った時、ツヴァイクのような非政治的でナイーブな「少年」がハンナ・アーレントにかかったら木っ端微塵であろう、と切ない思いが去来しました。過酷な時代を生きたユダヤ人である点では双方は共通しているのに、と。
「万年少年」的インテリが暗い時代を生きるとどうなるのか、という点でさまざまな思いを呼び起こす「自伝」です。
ひとつ、ツヴァイクは平和な時代に安全圏から「平和」を商売道具・出世道具に使った人間たちとは違います。甘ちゃんではあっても卑怯者ではありませんでした。
不注意なレビューを書いてしまったことを深く反省しお詫び致します。
お許し下さい。
最近知ったことですが、本書のアメリカ出版当時ハンナ・アーレントが「いかにもワイマール共和国のインテリ風」と手厳しい書評を寄せたということです。「ワイマール共和国インテリ」とは我々の感覚でいう「朝日文化人」「空想的理想主義」「自己陶酔型コスモポリタン主義」であると類推出来るようです。
このエピソードを知った時、ツヴァイクのような非政治的でナイーブな「少年」がハンナ・アーレントにかかったら木っ端微塵であろう、と切ない思いが去来しました。過酷な時代を生きたユダヤ人である点では双方は共通しているのに、と。
「万年少年」的インテリが暗い時代を生きるとどうなるのか、という点でさまざまな思いを呼び起こす「自伝」です。
ひとつ、ツヴァイクは平和な時代に安全圏から「平和」を商売道具・出世道具に使った人間たちとは違います。甘ちゃんではあっても卑怯者ではありませんでした。