気功革命・治癒力編―気功・按摩・薬膳・陰陽バランスを使って病気を治す・パワーを溜める の感想

まず本書には、経絡図解もあり、経絡の解説もあります。
症状によって、解説をされていますので、分かりやすい解説となっています。
物事の大半は、「流派」「派閥」という問題でしばしば、不自由な活動などが発生させられ、不必要な制限や制約が出る場面が少なくありません。
そういう意味では、「流派の壁を越える」という方針は、大賛成です。
効果のある技法を流派を越えて使い、覚えることは、何事にも、共通する大切な条件です。
上達や成長の為なら、流派や派閥の制約を越える事が必要になります。
そういう意味から、著者の方針に賛成し、星5です。

この本を一通り読み終えたとき、気功法の本来の姿と著者の真摯な熱意を感じました。

内部で紹介されている内容は、どれも病気や怪我を気功法で治療していくというものです。まずは原理編から始まって具体的な症状ごとの実践編、さらに気功法の基本や按摩、薬膳法などが詳細に紹介されています。また四季よりおりの養生法、最後に日常で行なう気功テクニックと盛りだくさんの内容でした。病気や怪我にあったときでも、このテクニックと医者の処方と併用すれば、ますます平癒が近いものになるのではと個人的に感じました。

実際に役立つテクニック。それは気功に興味のある方共通の願いだと思います。気功は一生修行は勿論なのでしょうが、一部の才能がある人だけのものではいけないと思いますし、効果が出るまで何十年もかかるようでは気功法足りえないと思います。

この本は実に実践的にかつ易しく、この本の著者の気功世界が説明されていますので初心者の方にもお勧めの一冊と感じました。