続マーケットの魔術師 (ウィザードブックシリーズ) の感想
参照データ
タイトル | 続マーケットの魔術師 (ウィザードブックシリーズ) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | ジャック・D・シュワッガー |
販売元 | パンローリング |
JANコード | 9784775971680 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » 投資・金融・会社経営 » 株式投資・投資信託 |
購入者の感想
全体は三部に分かれている。「株式トレーダーたち」が7人、
「マクロ戦略のトレーダーたち」が5人、「マルチストラテジーの
トレーダーたち」が3人だ。
アメリカ人だけでなく、イギリス人も何人か登場する。手法は違えど、
厳しくリスクを抑えている人だけが意図的に選ばれている。性格も
考え方も大きく異なる人たちが勝ち残っているということは、やはり
自分に合った手法を考え出さないと、うまくいかないのだと実感させられる。
どういうところに目を付けるべきかの参考に読む本だと思う。すぐに
使える手法を手っ取り早く知って、まねをしようと考える人向きではない。
1例だけ挙げると、「LIBOR-OISスプレッド」の異変に気づいて、銀行
同士が疑心暗鬼になっていると感じ、動向を注視したりポジションを
変えた人が3人いた。それから何カ月かして、株式市場で暴落が起きている。
個人的に興味深かったのは、マクロ戦略を採るコルム・オシアとヘッジファンドの
マネジャーの累積リターンで、ジヨージ・ソロスを抜いて1位になった
レイ・ダリオだ。彼らは株式トレーダーではないが、目の付け所が違うと感じた。
ほかにも、サブプライムローンを主題にした本、『世紀の空売り』の登場人物、
ジェイミー・マイなど、興味深い発想をする人がいる。
一見すると当たり前そうだが、文脈の中で見ると含蓄に富む言葉も多い。
「ファンダメンタル分析とは、明日の天気を予測することではなく、
今日は雨が降っていると気づくことなのです」(オシア)
など。自分独自のトレード手法を作るときのヒントになる。
なお、株式トレーダーのバロディマスだけは、ファンドマネジャー
ではない。1日に数百回もトレードをしながら、成功しているという。
著者はまねをすれば必ず失敗する例として、このトレーダーを取り上
げているのだが、意外にもヒントとしては役に立った。売買を一度に
しないで分けることや成行注文を絶対に使わないこと、トレンドの初め
「マクロ戦略のトレーダーたち」が5人、「マルチストラテジーの
トレーダーたち」が3人だ。
アメリカ人だけでなく、イギリス人も何人か登場する。手法は違えど、
厳しくリスクを抑えている人だけが意図的に選ばれている。性格も
考え方も大きく異なる人たちが勝ち残っているということは、やはり
自分に合った手法を考え出さないと、うまくいかないのだと実感させられる。
どういうところに目を付けるべきかの参考に読む本だと思う。すぐに
使える手法を手っ取り早く知って、まねをしようと考える人向きではない。
1例だけ挙げると、「LIBOR-OISスプレッド」の異変に気づいて、銀行
同士が疑心暗鬼になっていると感じ、動向を注視したりポジションを
変えた人が3人いた。それから何カ月かして、株式市場で暴落が起きている。
個人的に興味深かったのは、マクロ戦略を採るコルム・オシアとヘッジファンドの
マネジャーの累積リターンで、ジヨージ・ソロスを抜いて1位になった
レイ・ダリオだ。彼らは株式トレーダーではないが、目の付け所が違うと感じた。
ほかにも、サブプライムローンを主題にした本、『世紀の空売り』の登場人物、
ジェイミー・マイなど、興味深い発想をする人がいる。
一見すると当たり前そうだが、文脈の中で見ると含蓄に富む言葉も多い。
「ファンダメンタル分析とは、明日の天気を予測することではなく、
今日は雨が降っていると気づくことなのです」(オシア)
など。自分独自のトレード手法を作るときのヒントになる。
なお、株式トレーダーのバロディマスだけは、ファンドマネジャー
ではない。1日に数百回もトレードをしながら、成功しているという。
著者はまねをすれば必ず失敗する例として、このトレーダーを取り上
げているのだが、意外にもヒントとしては役に立った。売買を一度に
しないで分けることや成行注文を絶対に使わないこと、トレンドの初め