帰ってきたメアリー・ポピンズ (岩波少年文庫 53) の感想

これはメアリー・ポピンズシリーズの第２巻です。１巻は『風にのってきたメアリー・ポピンズ』、３巻は『とびらをあけるメアリー・ポピンズ』、４巻は『公園のメアリー・ポピンズ』です。
１巻を読んだ人の期待を裏切らない作品だと思います。１巻と同様、不思議で素敵な、時にはちょっと不気味な出来事が次々起こり、私たちを楽しませてくれます。１巻と対になっている章がいくつかあるのも面白いです。
大人にとってメアリー・ポピンズシリーズは、読み応えのある本、という訳ではありませんが、気軽に物語の世界を楽しめる本です。散歩や音楽を楽しむように、ふとお気に入りの章を開いてみたくなる、そんな本だと思います。