物理学序論としての 力学 (基礎物理学1) の感想

物理学の世界では名著と呼ばれるものはいくつかあるが、それが
必ずしも誰にとっても名著ということを意味しているのではない。
博士レベルの研究者にとっては名著というものもあります。
この本は初学者（大学初年度の学生程度）にとっては数少ない力学の
名著だと思います。
この本は最初から読めば誰でも力学が理解できるように簡潔に書いて
あります。またこの本の特徴として力学の科学史が力学の内容に並行して
書いてあるので力学がより深く理解でき物理が好きな人ならとても
楽しく読めるようになっています。
この本を読むと作者の情熱が伝わってきます。
この本１冊を読めば大学の力学の授業１年受講するよりも
はるかに力がつくと思います。