顧客が熱狂するネット靴店 ザッポス伝説―アマゾンを震撼させたサービスはいかに生まれたか の感想
参照データ
タイトル | 顧客が熱狂するネット靴店 ザッポス伝説―アマゾンを震撼させたサービスはいかに生まれたか |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | トニー・シェイ |
販売元 | ダイヤモンド社 |
JANコード | 9784478013731 |
カテゴリ | ジャンル別 » ビジネス・経済 » 実践経営・リーダーシップ » 企業動向 |
購入者の感想
今度来日公演も行われるザッポスのトニー・シェイの回想録のようなものです。
「幸せ」ということを経営の目標として成功したザッポスの経営について書かれているものだと思いましたが、前半はトニー・シェイの生い立ちおよびザッポスに関わるようになった経緯と今までの成功に至る道のりが書かれています。
同様な本はたくさんあるのですが、本書はなぜか他の類書に比べものすごいライブ感があり、トニー・シェイに起こる様々な出来事が映像として迫ってきます。これはたぶん本人が虚飾なくありのままを率直に語っているからであろうと思え、著者の人間性がうかがえます。
後半はザッポスがなぜ社員・顧客から支持されるのかについて、企業文化の構築の推移を軸に紹介されていて、企業文化が構築できれば半分は成功したものと同じという著者の主張に納得させられます。本文中で印象的な言葉が「企業文化の内容が重要なのではなく、企業文化を明確化することにより一体感ができることが重要」というくだりには非常に感銘を受けました。
単なる成功した企業のプロモーション本ではありません。
一読をお勧めします。
後書きも含めて412ページというページ数の多い翻訳書ですが、ストーリー自体も面白く、一気に読めました。
顧客や従業員に、思わず「ワオ!」と言わせるような素晴らしいカスタマー・サービス、
コアバリュー、企業理念の重要性、
善き企業文化(社内カルチャー)づくりが、善きカスタマー・サービスにつながっていくということ、
そして、最終章で語られている、人は何故働くのか=ハピネスという、人生の目的に関する、深い哲学的な考察に至るまで、
若干36歳の著者、ザッポス・ドットコムCEOのトニー・シェイ氏の考え方、生き方に感心させられました。
「変化を受け入れ、変化を推進する」というメッセージは、
シリコンバレーで成功した企業群にも相通じるアメリカ的な良い意味での楽天主義に裏打ちされた思想だなと思うんですが、
衰退を恐れ、萎縮傾向に或る日本企業が最も学ぶべきことなのではないかと思います。
ネット通販やweb関連企業にお勤めの方の間ではザッポスの知名度は高いと思いますが、
私はむしろ、リアルの商売(メーカーや小売業、サービス業)に従事なさっておられる方にこの本を読んで頂きたいなと
感じました。0
顧客や従業員に、思わず「ワオ!」と言わせるような素晴らしいカスタマー・サービス、
コアバリュー、企業理念の重要性、
善き企業文化(社内カルチャー)づくりが、善きカスタマー・サービスにつながっていくということ、
そして、最終章で語られている、人は何故働くのか=ハピネスという、人生の目的に関する、深い哲学的な考察に至るまで、
若干36歳の著者、ザッポス・ドットコムCEOのトニー・シェイ氏の考え方、生き方に感心させられました。
「変化を受け入れ、変化を推進する」というメッセージは、
シリコンバレーで成功した企業群にも相通じるアメリカ的な良い意味での楽天主義に裏打ちされた思想だなと思うんですが、
衰退を恐れ、萎縮傾向に或る日本企業が最も学ぶべきことなのではないかと思います。
ネット通販やweb関連企業にお勤めの方の間ではザッポスの知名度は高いと思いますが、
私はむしろ、リアルの商売(メーカーや小売業、サービス業)に従事なさっておられる方にこの本を読んで頂きたいなと
感じました。0