「社会を変える」を仕事にする 社会起業家という生き方 の感想

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参照データ

タイトル「社会を変える」を仕事にする 社会起業家という生き方
発売日販売日未定
製作者駒崎弘樹
販売元英治出版
JANコード9784862760180
カテゴリ »  » ジャンル別 » 社会・政治

購入者の感想

妻に勧められて読みました。

最初は「高橋’的な」けれんに辟易しながら読みすすめたのですが、徐々に引き込まれました。

また、数年前、いつの間にか妻が「病児保育」という言葉を普通に使うようになって、妻の喜びの笑顔とセットで記憶されたのですが、その裏で、こんな苦労があったのだということに思いを馳せながら読みました。

読み進めると、「これは、かなり上級者向けだな…」と感じるようになりました。
社会起業家を目指すなら読んでおいたほうがいいと思ういっぽうで、実際にビジネスを始めてみないと著者に感情移入できないというジレンマもああります。
軽い言葉の裏に実は重い問題が書き込まれているということは、起業してみて初めて分かることじゃないかと思います。

著者を「社会貢献を金儲けのネタにしている」と感じる向きもあるようですが、僕はそうは思いません。
実際に「社会に貢献しよう」という志をたて活動してみるとすぐに突き当たる壁があります。
それは「制度」であったり「行政」であったり、もっと言えば「日本社会そのものの体質」であったり、つまり、「社会を変える」ことで「社会に貢献しよう」とするときにかならず立ちはだかる問題があります。
そもそも公権力や慣習といったものは「社会を変えない」という大事な機能も担っているわけですから当然です。

でも、著者のようにビジネスとして成り立つモデルをつくり、行政が追従せざるを得なくなったとき、ほんとうに「社会が変わる」。
そして実際子をもつ多くの人たちの人生を変え、ひいては少子高齢化時代に対応する社会環境整備に一役買うでしょう。
それを「社会貢献を金儲けのネタにしている」と感じる人は、では何を「金儲けのネタ」にして生きているのだろうと、僕は訝しく思います。

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