トンデモ地方議員の問題 (携書134) の感想

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タイトルトンデモ地方議員の問題 (携書134)
発売日2014-12-26
製作者相川俊英
販売元ディスカヴァー・トゥエンティワン
JANコード9784799316115
カテゴリジャンル別 » 社会・政治 » 政治 » 政治入門

購入者の感想

本書のタイトルは些か“挑 発”的な言葉が垣間見えるが、内容は極めて実証的・論理的であり、タイトルに見えるほど『ト ン デ モ 地 方 議 員』を名指しで“糾 弾”し或いは実態を“批 判”するなどして、“溜 飲”を下げるといった趣旨ではないと言うべきだろう。このページの上の「商品の説明」にあるように、「号 泣 会 見、セ ク ハ ラ、謎の 政 務 活 動 費…地 方 議 員 のあきれた実体」を始め、各地方自治体で問題・騒動となった「議 会」や「議 員」を個別具体的に取り上げる。そしてまた「仕事をしない 議 員……ただ目立ちたいだけ……地盤を継いだだけの 議 員」など、著者独特の類型化等から「議 員」の特徴を把握するなど批判的視点が中心ではあるが、「議 員」「議 会」の改革について「数少ない好例や新しい動きも取り上げ……住 民 主 導 で取り組むべきもの」と言う明確な主張と共に、昨今問題となった「地 方 議 員」と“金”の問題を正面から取り上げつつ、批判に終わらずに財政問題に関わる「議 員 定 数」及び「議 員 報 酬」についての建設的提言をするなど(第7章)、非常に練られた構成となっている。著者は「はじめに」において、「怒 り 嘆 き、罵 倒 するだけではなく、議 会 や 議 員 の質を変えていく努力をするべき」(3〜4頁)と言うが、それほど簡単なことではないし、また住民1人ができることでもない。著者はそうした可能性(困難性)を承知の上で、本書での様々な自治体の(消極的・積極的)実例を考察しながら、右「努力」の1歩を示唆するものと言って良いだろう。本書の構成・内容は、前記「商品の説明」及び「なか見!検索」機能に譲り、本稿では以下に個人的に興味を惹いたトピックを幾つか紹介したい。

まず「地 方 議 員」の問題でしばしば取り上げられる「視 察」と言う名の「自 治 体」の「先進事例」の調査(64〜70頁)がある。昨今では、国内の自治体、「地方創生」から「議 会 の 改 革」、「少子化対策」、「地域活性化」、「IT企業誘致」等が注目されているようだが、「視 察」の受け入れ側の「職 員」は「見学のアテンドやレクチャー」で負担が大きいこと、「物 見 遊 山」気分の人が多い上にそのような「視 察」が活かされたケースもなく、メモを取った「議

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