オルフ:カルミナ・ブラーナ の感想

PACの定期演奏会で、佐渡裕指揮のカルミナ・ブラーナを聴いたのを受けて購入。
小澤指揮のものなら、さらっとした演奏だろうと思っていたのですが、思った以上にサラッとしていた(笑)。
とにかく、早い。
ゴゴゴゴゴーっと盛り上げて欲しかったところが、駆け足で進んでしまい、乗り遅れてしまいました。
レバイン/シカゴ響のCDを1枚持っていたので、もっぱらそっちを聴いています。
カラヤンとか、小澤征爾って、かっこいい演奏（ド素人の私には）をして、サラ~っと聴きたい時にすごくよいと思うのですが、ズシ~ンときて欲しい曲の場合は、あまり上手くあいません。
例えば、朝仕事に行くときにベートーヴェンの7番を聴くなら、カラヤンや小澤。夜、一人で音に包まれながら聞きたいと思うときには、クライバーと分けて聴いてます。時々朝比奈に溺れたりもしますが(笑)。

ＬＰ時代に２枚、ＣＤになってからずっと聴いている名盤中の名盤です。
確かに音質はさすがに枯れてはいますが、ヨッフムの熱意が伝わります。
名曲だけに、ムーティ盤・プレヴィン盤・レヴァイン盤・ブロムシュテット盤等
相当数の録音を聴いてきましたが、やはりこれが不朽の名盤に間違いありません。
ヤノヴィッツ、フィッシャーディスカウ、合唱も素晴らしく、
どれか一枚といったら絶対これしかありません。0