はじめて学ぶ社会言語学―ことばのバリエーションを考える14章 の感想
参照データ
タイトル | はじめて学ぶ社会言語学―ことばのバリエーションを考える14章 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 日比谷 潤子 |
販売元 | ミネルヴァ書房 |
JANコード | 9784623061402 |
カテゴリ | ジャンル別 » 人文・思想 » 言語学 » 言語学 |
購入者の感想
拾い読みをしただけでまだ通読はしていないが,ざっと読んだ限りでも,本書が,ことばの多様性を調査・分析する方法論を学ぶテキストとして,比類のない良書であることがわかる。
ただ,言語学の初心者がいきなりこれを読むのは無謀だろう。主に日本語と英語の身近な例を取り上げて解説されているものの,音声学や文法の基本,あるいはコーパス分析に関する最低限の知識がないと,扱われている事例を十分に理解することはできないのではないかと思われる。一通り言語学概論を学んだ上で,現代日本語あるいは英語のさまざまな変異に興味を持った人が手に取るべき本であろう。
いくつか誤植や書き間違いが目に付いたが,増刷時には訂正されることと思う。例えばp.31の「rの後では必ずヨッドが発音される」は明らかに勘違いである。
ただ,言語学の初心者がいきなりこれを読むのは無謀だろう。主に日本語と英語の身近な例を取り上げて解説されているものの,音声学や文法の基本,あるいはコーパス分析に関する最低限の知識がないと,扱われている事例を十分に理解することはできないのではないかと思われる。一通り言語学概論を学んだ上で,現代日本語あるいは英語のさまざまな変異に興味を持った人が手に取るべき本であろう。
いくつか誤植や書き間違いが目に付いたが,増刷時には訂正されることと思う。例えばp.31の「rの後では必ずヨッドが発音される」は明らかに勘違いである。