インフラデザインパターン ~安定稼動に導く127の設計方式 (WEB+DB PRESS plus) の感想

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システム基盤に関する知識が網羅されているため初心者で読むには厳しい(用語的に、、)が、ある程度の開発経験がありあまりシステム基盤の開発に携わっていない人が読むにはちょうど良いボリューム、内容だと思う。プログラミングやソフトウェア工学に関する技術書が多い中でこのようなシステム基盤構築やアーキテクチャ設計に関する比較的簡単な書籍は無いので貴重だと思う。
逆に上級者が読むと物足りなさがあるかもしれないが、個人的にはすぐに読めるし知識の定着と言う意味では良書だと思う。

本書は特定製品やサービスに限定せずに一般論としてパターンを記載する形をとっており、それはそれでまとまっていると思いますが、それをどうやったら実現できるかという具体的な記載はありません。これがたとえばAWSなどのパターン本とは大きく異なるところで、箇所によっては表層的な印象が強くなり、物足りなさを感じます。要所要所で参考として現実の構成事例が付与・説明されていたら初心から上級に至る良書となりえたのではないかと思います。0