南冥―THE INVISIBLE (PARCO Vision CONTEMPORARY) の感想

　この本を手に入れようと熱があるのに
のこのこでかけ胸に抱き家に帰り倒れた
そんな想いでがあり、忘れられない一冊です。

作者 1978-1987年の作品です。

　若き作者がアジアから日本へとさまようたような
若さを極彩色と湿気と乾燥とぼやけにつきつけたような
すでに藤原新也氏の技術がこのときにはほとんどできていた
のではと、勘違いかもしれないですがそうおもわれました。
英訳がついていて、またちがった感じの読み方もできます。

批評　伊藤俊治

　これも懐かしく「明るい死の呼吸」というのは、今も新鮮です。

藤原氏の伝説の言葉のひとつ
、、、あの景色を見てから　ゆっくり瞼を閉じる、、、

　この言葉はすでにここにもあったのですね。

ぜひお薦めしたい写真集です。