神の島 沖ノ島 の感想
参照データ
タイトル | 神の島 沖ノ島 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 藤原 新也 |
販売元 | 小学館 |
JANコード | 9784096820810 |
カテゴリ | 文学・評論 » 文学賞受賞作家 » 直木賞 » 126-150回 |
購入者の感想
沖ノ島という島についてはかねてから興味がありましたが、一般の人はなかなか参拝できないと聞いていましたし、女人禁制ということで、女性である私は一生、上陸できないと思っておりました(もちろんできないことに変わりはありませんし、上陸できるようになってしまったら、伝統が崩壊し、沖ノ島が沖ノ島でなくなってしまうような気がするので、このままでいいと思っています)。
宗像大社に関する書籍などから、沖ノ島の社殿の様子などはなんとなくわかっていましたが、島全体の雰囲気はこの本を通じて、はじめてリアルに感じることができました。島周辺は岩礁が多く、下手に近づくと座礁の畏れがあること、巨大な岩壁で覆われていることなどから、上陸を拒むような様相であること。しかし上陸してしまうと、そこは緑に包まれた、潤いのある優しい島であること。その自然の中にすっぽりと、社殿が収まっていて、ひとりの神職が毎日禊ぎをして、神前で奉仕していること…藤原氏の写真を通して、自分が上陸しているかのような清々しい気持ちになることができました。上陸は無理なので、この本を通して、遙拝しているというのが本当かもしれません。
宗像大社に関する書籍などから、沖ノ島の社殿の様子などはなんとなくわかっていましたが、島全体の雰囲気はこの本を通じて、はじめてリアルに感じることができました。島周辺は岩礁が多く、下手に近づくと座礁の畏れがあること、巨大な岩壁で覆われていることなどから、上陸を拒むような様相であること。しかし上陸してしまうと、そこは緑に包まれた、潤いのある優しい島であること。その自然の中にすっぽりと、社殿が収まっていて、ひとりの神職が毎日禊ぎをして、神前で奉仕していること…藤原氏の写真を通して、自分が上陸しているかのような清々しい気持ちになることができました。上陸は無理なので、この本を通して、遙拝しているというのが本当かもしれません。