真説フランケンシュタイン/北極に消えた怪奇人間 [Blu-ray] の感想

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参照データ

タイトル真説フランケンシュタイン/北極に消えた怪奇人間 [Blu-ray]
発売日2015-04-15
監督ジャック・スマイト
出演マイケル・サラザン
販売元ポニーキャニオン
JANコード4988013239982
カテゴリDVD » ジャンル別 » 外国映画 » ホラー

購入者の感想

まさかこの映画が吹き替え付きのBDで出るとは思いませんでした。
マスターの画質はよくないです。
画面全体にうっすらとテクスチャをかけたようなノイズ?が出ていて見苦しいです。
まあ貴重な映画なんで我慢します。

で、この映画自体はTV放送当時に見ていましたがラストで北極に行く以外の内容は殆ど記憶にありませんでした。
とりあえず先に短縮版のみを見た感想ですが、TVムービーにしては丁寧に作ってあって意外と面白いです。
短縮版なので展開も早い。残酷シーンは少ないものの、TV用にしては割とえげつない描写。
内容は確かに原作に近く、それまでのボリス・カーロフやピーター・カッシングの映画に比べれば
遙かに原作に忠実ですが、それでも脚色はかなり多いです。
他の映画とは違う、この作品ならではの部分も多くて予想していたよりはずっと良い映画でした。
カリスマ性のある野心家を他のキャラの役割にして、ヴィクターを優しく弱い普通の博士として
設定したのは当時のフランケン映画としては斬新だったでしょうね。
女怪物の女優さんが魅力的な美人。
ソフトを出してくれたおかげで良い作品をもう一度見る事が出来たのでメーカーに感謝。

追記:
完全版も見ましたが、短縮版を見ていると3時間も苦になりません。
ヘンリー博士のナルシストぶり、偏屈ぶりが完全版ではよくわかります。
怪しげなポリドリ博士の素性もわかるし、女怪物のサイコっぷりも
完全版の方が描写が多くてジェーン・シーモアの魅力が引き立ちます。
ヴィクターの奥さんは文句ばかり言って男の仕事を邪魔するイヤな女として描かれていますが、
完全版では彼女の立ち位置を更に明確にする場面が用意されています(蝶の場面)。
ヴィクターは一見優しくて善良のようですが、結局責任を取りたくないだけなんですよね。
怪物を殺すチャンスが何度かあったのに、自分の心に傷を付けたくないから
殺さず結果的に悲劇を起こす。その辺は現実でもありがちでリアルな描写だと思います。

子供の頃に一度だけ本作を見たことがあります。BDがリリースされるとはビックリですな。

記憶もおぼろげで内容は殆ど覚えてませんがパーティーで「人造人間」が女の首を引きちぎるシーンと後味最悪のラストだけは印象に残っています。全般的に陰惨な雰囲気だったような。

自分が見たのは90分放送・賞味70分程度のギロチン枠ですが2時間枠で放送されたこともあるようです。オリジナルは尺が3時間超えのテレフィーチャーで、いずれにせよズタズタカットの短縮版だったわけですな。
完全版とは別に吹替収録の短縮版の2枚組とは嬉しい配慮ですね。

商品解説では「最も原作に忠実」と謳っていますが、これはちと怪しい。少なくともラストは全然違いますから。
ロバート・デ・ニーロ主演版のほうが原作の結末に近いです。あちらは感動的でしたが本作は鬱な気分になれること請け合いです。

YouTubeにトレーラーがあるので見れば雰囲気は味わえると思います。
星5つはこんなマイナータイトルを出してくれるメーカーさんの心意気に対して。

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