韓国人は何処から来たか の感想

前著「日本人のルーツの謎を解く」と同様、現在の歴史学会のしがらみのない理系の視点で、
客観的に多様な資料を分析して現代の韓国人のルーツを解き明かしていきます。

第六章は、朝鮮半島の正式な歴史書、「三国史記」並びに、民間の伝承を集めた「三国遺事」
から、朝鮮半島の歴史と日本人（倭人）の関わりを解説しています。
この部分は、室谷克美氏の「日韓がタブーにする半島の歴史 (新潮新書) 」がより詳しく解説していますので、
興味の有る方はぜひ参考に読んでみられる事をお勧めします。

YouTube、ニコニコ動画に本書の内容を著者が直接解説している動画があります。

【長浜浩明】韓国人は何処から来たか[桜H26/4/15]

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購入前の参考になると同時に、購入した方の理解を深めることにもなると思います。

稲作は、朝鮮半島から日本に伝わったと書かれた書物を頻繁に見かけます。しかし、考古学の発見により、稲作の跡は日本の方が朝鮮半島より1000年以上古いことが明らかにされている。また、米のDNA鑑定から日本から朝鮮半島に伝わったと考えるべき結果が出ている。弥生人が米をもららしたとされるが、縄文人の古墳である青森県の三内丸山古墳で6000年前の水田の跡が見つかっている。つまり、俗に言われる「土着の縄文人と、朝鮮半島から日本に来た弥生人」ということが正しくないことは、すでに明らかにされている。

考古学的、遺伝学的（ミトコンドリア遺伝子解析、Y遺伝子解析）から、縄文人が日本列島と、朝鮮半島に住んでいた。朝鮮半島では、モンゴル系、北方シナ系人に征服され、モンゴル系、北方シナ系人が父系、縄文人を母系として出来上がった民族であると教えてくれる。

本書は、我々が、マスメディアで報道られること、教科書、いわゆる学術書に書かれていることがいかに事実に基づかず書かれているかを教えてくれます。0