ニッポンの個人情報 「個人を特定する情報が個人情報である」と信じているすべての方へ の感想
参照データ
タイトル | ニッポンの個人情報 「個人を特定する情報が個人情報である」と信じているすべての方へ |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 鈴木 正朝 |
販売元 | 翔泳社 |
JANコード | 9784798139760 |
カテゴリ | ジャンル別 » ビジネス・経済 » IT » 情報社会 |
購入者の感想
書名に若干の偽りがあります.この本は「個人を特定する情報が個人情報である」と信じているすべての方向けでないとまでは言いませんが,プライバシーフリークカフェに来るような方々がいる場でプライバシフリークの会の御三方がかなり好き勝手に話した内容を書き起こしたものとなれば,前提となる知識が一定程度あります.注釈で大部分カバーできているとは思いますが,プライバシーという語が歩んできた歴史を振り返るくらいは読む前後にしてみてもいいかもしれません.
「ニッポンの個人情報」という大それた名を冠するに決して不十分な水準ではなく,類書をもっと読もうと思わせてくれる程度に飢餓感をあたえてくれる内容です.
余談ですが,必要に迫られて紙と Kindle 版の両方を買った結果,紙では注釈が同じページの下部にあり URL と QR コードも添えられているので大変便利です.
「ニッポンの個人情報」という大それた名を冠するに決して不十分な水準ではなく,類書をもっと読もうと思わせてくれる程度に飢餓感をあたえてくれる内容です.
余談ですが,必要に迫られて紙と Kindle 版の両方を買った結果,紙では注釈が同じページの下部にあり URL と QR コードも添えられているので大変便利です.
BtoC産業に参入しようとしている折に愛読する山本一郎氏の著書が出たということで購入。
「個人情報」の(法令上の)定義と事業者サイドの解釈の違い、Suicaデータの社外提供、CCCとYahoo!JAPANの個人情報共同利用、ベネッセ個人情報流出などの事例、越境データをめぐる日本・欧米における規制の違いに至るまで幅広い議論を収録。用語解説も充実しており、初学者にも優しい一冊です。
なお、あとがきが秀逸。
「個人情報」の(法令上の)定義と事業者サイドの解釈の違い、Suicaデータの社外提供、CCCとYahoo!JAPANの個人情報共同利用、ベネッセ個人情報流出などの事例、越境データをめぐる日本・欧米における規制の違いに至るまで幅広い議論を収録。用語解説も充実しており、初学者にも優しい一冊です。
なお、あとがきが秀逸。