東電OL殺人事件 (新潮文庫) の感想
参照データ
タイトル | 東電OL殺人事件 (新潮文庫) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 佐野 眞一 |
販売元 | 新潮社 |
JANコード | 9784101316338 |
カテゴリ | ジャンル別 » 社会・政治 » 社会学 » 社会学概論 |
購入者の感想
福島での原発事故での東電の立ち回り方に違和感を覚えて、この本を読んでみたくなりました。
こんな未解決事件を個人ジャーナリストが真相に切り込むことは期待してませんでしたが、読み進むうちに違和感を感じる文章でした。立花隆さんのような硬派で知的なルポを期待していたからでしょう。
ページの端々に著者の個人的所感の文がはいり、それが感傷的というか浅薄で、さっぱり私には同調できなくて、読んでて距離感を増すだけでした。ネパールでの取材に割くページ数は多かったけどたいした収穫は感じられない。著者の過密スケジュールによる珍道中ルポか?という感じ。
むろん、この事件のことを詳しく知らなかっただけに、衝撃的な事件のあらましを知るには参考になりました。冤罪を生む警察とでっちあげ証拠で進んでいった裁判の恐ろしさを知ることが出来たけれど。
なんといか、バランスが取れてないというのでしょうか、、、。実態を暴いた全容を見せてほしいところが、著者が取材しえた部分だけで完結させようとしてるようで、読後感が悪いです。
なんでこの方がノンフィクションの大御所的な地位におられるのか分からないです。「福島と原発」も読みましたが、大きな文字サイズでページ数が多いだけで、全然切り込んでなくて肩透かしくらいました。
こんな未解決事件を個人ジャーナリストが真相に切り込むことは期待してませんでしたが、読み進むうちに違和感を感じる文章でした。立花隆さんのような硬派で知的なルポを期待していたからでしょう。
ページの端々に著者の個人的所感の文がはいり、それが感傷的というか浅薄で、さっぱり私には同調できなくて、読んでて距離感を増すだけでした。ネパールでの取材に割くページ数は多かったけどたいした収穫は感じられない。著者の過密スケジュールによる珍道中ルポか?という感じ。
むろん、この事件のことを詳しく知らなかっただけに、衝撃的な事件のあらましを知るには参考になりました。冤罪を生む警察とでっちあげ証拠で進んでいった裁判の恐ろしさを知ることが出来たけれど。
なんといか、バランスが取れてないというのでしょうか、、、。実態を暴いた全容を見せてほしいところが、著者が取材しえた部分だけで完結させようとしてるようで、読後感が悪いです。
なんでこの方がノンフィクションの大御所的な地位におられるのか分からないです。「福島と原発」も読みましたが、大きな文字サイズでページ数が多いだけで、全然切り込んでなくて肩透かしくらいました。