社会的ひきこもり―終わらない思春期 (PHP新書) の感想

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参照データ

タイトル社会的ひきこもり―終わらない思春期 (PHP新書)
発売日販売日未定
製作者斎藤 環
販売元PHP研究所
JANコード9784569603780
カテゴリジャンル別 » 人文・思想 » 心理学 » 心理学入門

購入者の感想

 30代ひきこもりです。
自分は友達がいないので、ニートではなく「社会的ひきこもり」に分類されることを、この本で知りました。 うれしくない・・

 客観的に自分の姿や実態を知るために購入したのですが、
あてはまることだらけで辛かったです。
現状から抜け出すヒントないかと期待したのですが、
どうも、親側に向けて書かれた作品で、しかも10代、20代の若い「ひきこもり」が対象でした。

 長期化したり、遅くに引きこもったりで、30過ぎなってしまった「ひきこもり」には救いになりませんでした。

 最終的にバイトに出れるようになったら、めでたしめでたし、という締めくくりで、
世間では「ひきこもり」が就ける仕事は低賃金で報われず、その後再び引きこもるという現実には触れていませんでした。

医者である作者には、ワーキングプアなど経験したことが無いでしょうから、仕方ありません。
 
 この本は「ひきこもり」が抱える最も大きな問題である
「自活していくための経済力をどう得るか?」についてはヒントにはなりません。
30過ぎのヒッキーには、役に立ちませんでした。
 
 「ひきこもり」にしろ「ニート」にしろ、よけいなネーミング作って、たくさんの本を出して稼ぐ連中がうらやましいし、同時に腹が立つ。

 お子さんの「ひきこもり」や家庭内暴力に困っている親御さんが、一時的に助かるために
読めばよろしいかと思います。

 

 

斉藤環氏は、思春期心情関連専門の精神科医であり、思春期を"人格形成の枠組みを作る期間"として考えています。人格の枠組みとは、人が人生の不条理や虚しさから目を背けず、充実して生きるのに必要な成熟です。終わりなき思春期とは、その形成期間が何らの理由によって続いていく。という意味です。この本では人格の枠組み形成(自我成熟)についての事が詳しく書かれていないのが残念ですが、ひきこもりの基本ラインを理性的かつ正確に押さえた類い希な一冊と言えると想います。 ひきこもりに関する治療方法を一般化した形で提示し、"本人がひきこもっている自身に一番納得出来ないのですから、それ以上の圧迫をかけず、自然に回復していける"為の方法提示、その提示理由、注意事項が充実し!!ています。 ひきこもりを知る為にまず、押さえる必要のある本だと想います。

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