「ひきこもり」から家族を考える―動き出すことに意味がある (岩波ブックレット NO. 739) の感想
参照データ
タイトル | 「ひきこもり」から家族を考える―動き出すことに意味がある (岩波ブックレット NO. 739) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 田中 俊英 |
販売元 | 岩波書店 |
JANコード | 9784000094399 |
カテゴリ | » 本 » ジャンル別 |
購入者の感想
良書。ひきこもりとは何であって、何ではないのか。そのあたりからきちんと考え方をまとめてくれて、自身の思考の整理に役立ちます。また、臨床心理や精神医学、現場の考え方などをバランスよく紹介しており、どれかの考え方に偏ることないのがよいですね。
あと、個人的に気に入ったこと。この手のテーマの本、特にドキュメンタリータッチなものは、だれか個人をAさんとして出演させ、その人の現状や支援方法を事細かに書き、それがあたかも一般的なものとして結論づけてしまうのが多いような気がするんです(現場をイメージするにはよいけれど)。
だけれど、本書は過度に個人の事例を引き合いに出すこともなく、「こういうケースもあるし、こういうこともある。でも、それが全てに当てはまるわけではない」ということをきっちりとやってくれていること。
ひきこもりやニートの支援者、またその家族にとっては良書だし、その後の自立していくときに支援する人にとっても、「こういう可能性があるのか、こういうことを経験しているかもしれないのか」ということを理解しておくのはすごく役立つと思います。
70ページ少々なので、1時間から2時間あれば読めます。
あと、個人的に気に入ったこと。この手のテーマの本、特にドキュメンタリータッチなものは、だれか個人をAさんとして出演させ、その人の現状や支援方法を事細かに書き、それがあたかも一般的なものとして結論づけてしまうのが多いような気がするんです(現場をイメージするにはよいけれど)。
だけれど、本書は過度に個人の事例を引き合いに出すこともなく、「こういうケースもあるし、こういうこともある。でも、それが全てに当てはまるわけではない」ということをきっちりとやってくれていること。
ひきこもりやニートの支援者、またその家族にとっては良書だし、その後の自立していくときに支援する人にとっても、「こういう可能性があるのか、こういうことを経験しているかもしれないのか」ということを理解しておくのはすごく役立つと思います。
70ページ少々なので、1時間から2時間あれば読めます。