劇場アニメーション『星を追う子ども』Blu-ray BOX(特別限定生産版) の感想

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参照データ

タイトル劇場アニメーション『星を追う子ども』Blu-ray BOX(特別限定生産版)
発売日2011-11-25
監督新海誠
出演金元寿子
販売元メディアファクトリー
機種Windows
JANコード4935228113569
カテゴリ » DVD » ジャンル別 » アニメ

購入者の感想

正直、このレビューを書くつもりはなかった。というのも、秒速5センチメートルを見終わった後に、アマゾンレビューを訪れてみると、既に言いたいことがすべて書いてあったからだ。だから今回もそれを期待して来てみたら・・・・・・・まぁびっくり。どこを見てもジブリ、ジブリ、ジブリ・・・・・・。いや、人の感想にケチをつける気は全くないし、まぁそう思わせてしまうのも無理はないな、という点も多々あるし。ただ、こういう見方をした人間もいたんだよ、ということが言いたい気持ちで、今回レビューを投稿しました。
 
 まず各所で指摘されているジブリとの類似性について。これは、やはり場面描写のいたる所でみることができるし、監督自身も少なからず意識していたんじゃないかな?そういったことを考えてみると、確かにこの作品はジブリオマージュを多分に含んでいるといえる。作品のテーマをアバウトに考えてみても、「生きる」とか、そのあたりのことが挙げられるんじゃないかなと思うよ。そういうのは「もののけ姫」を筆頭にジブリアニメで何度も取り上げられてきたことだ。
 だけどオマージュはあくまでオマージュなのであり、そのこと自体が作品の方向性を定めるわけでは無い。僕はこの作品を見ながら、同時に歴代のジブリ作品との、特にもののけ姫との比較をしてみた。そこでまず思ったのは、主人公を通した我々観客の目線の方向性に違いがあるということである。
 もののけ姫では、人間と自然が共存できないという葛藤が、両者の間に争いを生み、人間も自然もとことん傷つけられるんだけど、それでもやはり二つの存在は共に生きていく、というような方向性をアシタカやサンを通して、我々観客は感じ取ったのではないだろうか。(ここで一つ注意しておきたいのだが、私はもののけ姫自体の解釈を述べているのではない)ここには個人から社会へ、つまり内から外へのエネルギーがあるような気がする。
 対して、この作品ではアスナもモリサキもシュンもシンも、皆生きるということに対する問いかけを、常に内側に放っている気がするのだ。つまりここには内から内へのエネルギーがある。

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